伊藤道彦さん(高32回)より、この度、表題の書籍を出版されたとの連絡を頂きましたのでご案内いたします。
題名:オス脳ミーム (〜男が戦争をする理由を進化学から解く)
出版社:幻冬舎
https://www.gentosha-book.com/products/9784344692022/
以下、伊藤さんからのコメントです。
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私は、博士取得後、北里大学に赴任し、30年余、生命科学の講義や進化学を基盤とした生命科学研究(性とは何か?種とは何か?)を行ってきました。
ロシアに2回行って共同研究したことと、その後にロシアがウクライナに侵攻したことが契機となり、なぜプーチン?と思い、この本を書き出しました。
自身いわく、“生命進化の視点から、人類の戦争の起源と現在進行形の戦争を考察する未だかつてない本” です。後半では、未来平和のために人類ができることを、私がイメージできる方策として、いくつか提案しました。
人類は世界平和を決して諦めてはいけない、と主張する夢みがちな怪しい本の可能性がありますが、なぜ人類は戦争をやめないのか?に疑問をもち、動物進化、人類進化、脳科学、人類社会あるいは平和を愛する方に読んでいただきたいでーす。
以下がこの本の要点です。
1 戦争の起源と基盤
→生命進化学から、人類はなぜ戦争するのか?なぜ戦争首謀者は男が多のか?の私の説を紹介します。
2 権威/権力・支配を特徴とする“オス脳ミーム”という新概念の提案
→ “オス脳ミーム”とは、哺乳類に顕著な攻撃・暴力の「オス脳」を基盤とし、戦争の勝者によって人類社会に伝播されてきた社会通念・社会脳のことです。
戦争や男性優位社会の基盤は“オス脳ミーム”にあると考察します。
3 平和ミームの未来社会への志向
→人間社会に蔓延る“オス脳ミーム”という概念を認識し、多様性寛容・ジェンダー平等の根拠として、“オス脳ミーム脱構築”志向の必要性を説きます。
“オス脳ミーム脱構築”の方々として、大谷さん、YMO、ジョンレノンなどの素晴らしき人々を、紹介します。
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伊藤道彦さんは、昭和40年くらいから56年まで10数年間、飯田高校で生物を教えていた伊藤文男 先生(あだ名は金魚)の息子さんです。私も先生の授業を受けています。
ところで、何故あだ名が「金魚」となったのかご存知の方は居ますか?先生は飯田高校の前に、風越高校で教鞭をとっておられました。ある時教壇で生徒を前に怒鳴りつけたのです。その際に顎を外してしまい、慌てふためいた様です。その様子から「金魚」となった、と風越OGの方から聞きました。余程大きな口を開けたのですね。
(HP 高田 高18回)