「長沙馬王堆漢帛書(ちょうさばおうたいかんはくしょ:老子乙本巻前古佚書・経法)之抄」
1994年読売書法展出品作品 

秦末、漢初の時代。
水平、複雑で丸みを持った篆書の形を部分的に残しながら方形を主体として
横画にそりが出て跳ね(波)の勢いをおび
縦画は勢いに従ってずっと下まで書きおろし
伸ばそうと思えば伸ばし、収めようと思えば収める
一種の隷書のリズムを内蔵した篆書から隷書への移行期の
社会も比較的自由になった頃の臨書作品です。

松村信子(高16回)
豊丘村河野在住

天龍村立向方中学校・飯田市立緑ヶ丘中学校・高森町立高森中学校教諭を経験 昭和56年、子どもの頃習っていた書道教室に入門。

昭和57年3月離婚を機に始めた親子4人のふれ合い勉強会が 現在、豊丘・高森・上郷・中川にての6書道教室に。

昼は 果樹農業(梨作り)。夕方から書道教師。4世代8人の大家族。



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