東野支部 復活の総会

東野支部は平成13年に結成されましたが、ここ10年あまりは休眠状態でした。
柱となる役員の方が亡くなられた事もあり、結集力も薄れていました。
このままでは消滅してしまうと、昨年7月既存役員と新たなメンバーで暫定役員会を発足。
数回の検討会を経て、この度平成30年度東野支部総会の開催に至りました。

4月29日東野公民館に於いて、同窓会副会長の大田中さんを来賓に迎え支部総会が開かれました。


議案に移り、東野支部規約の改定、会計報告、支部役員が決まりまり、支部長の高田大八氏より、新役員が紹介されました。

役員は次の通り(敬称略)
顧問:鋤柄奏 、副支部長:小島康晴、会計:篠田仁宏、幹事:松澤卓治・中田勝久・三村諭吉、監事:大鋸寿六・平沢忠明

この後 高田大八氏が「周平作品拾い読み」と題した講演。小説家 藤沢周平の作品等が紹介されました。

藤沢周平は、山形県鶴岡市出身で本名は小菅 留治(こすげ とめじ)。山形師範学校卒業後は優秀な教師として将来を嘱望されていたが、肺結核により入院し休職。退院後は『日本食品加工新聞』の記者となる。勤務のかたわらこつこつと小説を書き始めた。ペンネームの「藤沢」は妻の実家の地名(鶴岡市藤沢)から、「周」の字は妻の親族の名から採られている。その奥さんは急性の癌により28歳の若さで急死。やり場のない虚無感をなだめるために時代小説を書く様になる。
昭和46年「溟い海」で、第38回「オール讀物」新人賞受賞。昭和48年「暗殺の年輪」で、第69回直木賞受賞。昭和61年「白き瓶」で、第20回吉川英治文学賞受賞しています。
その他「たそがれ清兵衛」「武士の一分」等は映画化もされたので皆さんもご存知でしょう。
若い頃の結核手術の際輸血により肝炎に罹患し、1997年に肝不全のため69歳の若さで亡くなりました。

講演の後は机を並べ替え懇親会。

閉めはやっぱり校歌ですね^^

(18回 高田記)