一六会古希大会 京都智積院 7/19.20

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飯田高校一六会(会長市瀬武彦)は7月19日20日と京都にて、古希記念大会を行った。台風9号10号11号が日本上陸を騒がせ、各地に被害を及ぼした。幸い飯田地方に災害がなく,久々に例年の119%の雨を降らせた。19日関東地方梅雨明け宣言が出、清々しい朝を迎えた。各地から参加者70名が京都に向かい出発した(一六会通信可能数287、返信198、参加者70)。中には、前日京都入りの仲間もいたが、夕方には皆に会える。
飯田チームは、例の如く、バス移動である、高森から出発し、りんごの里から、高速道路へ。2年前には昼神温泉で、50周年記念を行い、毎月会っている仲間なのに、よくも話すことがある、ビール片手に大騒ぎ、これが70歳の一六会。途中滋賀の西明寺に寄り国宝の本堂や佛像を見学する、本堂までの参道(緩やかな階段)脇には名勝庭園が広がり又樹木が暑さを和らげてくれる。バスの中では、飯田が小京都と言われる由来と飯田城のルーツ、姉妹都市龍野市との関わり、菱田春草など勉強して京都にはいる。式典では、市瀬会長より医者の立場から、「これからの生き方・逝きかた」のミニ講演があり、同窓会費についての話に、多くの方の賛同を得た。
一六会が京都にこだわるのは、
① 学問の京都智積院境内に一六会記念樹 千年木「楠」がある
② 真言宗総本山智積院の中僧正(上から3番位)伊佐栄豊和尚がいる
③ 修学旅行がなかった我々に、歴史ある奥深い京都が見られる  等
正式な一六会大会では京都は5回目である。
翌日は、朝5時ホテル出発、智積院本堂にて、35名の物故者慰霊と先祖供養、護摩堂にて、祈祷があった。香の漂う静寂な堂内に、和尚が読み上げる物故者名、参加者全員の名前が響き渡り、30名余の僧侶と共に、読経が始まる。宗教や宗派の違いがあっても、これだけの仲間からの法要を頂けることは、幸せである、口々に「俺の時も頼む」などの話に、還暦の時と違った感情を覚えた。記念写真の後、楠を見て10年の歳月を感じ、「飯田高校一六会還暦記念」(松村信子さん書)の石柱を、愛おしく腰をかがめて眺める後姿には、明らかな70歳を感じた。国の名勝庭園を前に朝茶を頂き僧侶より「死ぬ時に後悔する25条」と題し講和を聞く。長谷川等伯・田渕俊夫の襖絵を観、改めてすごさを感じた。ホテルに帰り朝食を済ませ、京都市内を初めてタクシー観光を利用した。京都の詳しいメンバーチームは電車を利用して解散までの4時間を満喫した。私は。タクシーでしたが、乗務員がガイド役で西方面の小さなお寺を幾つか周ったが、どのお寺も国宝級の仏像がありその美しさに魅かれた。
別れの時は握手や、お互いの健康を祈り、80歳には再度ここで会おうと誓いながら、別れを惜しみ、新幹線や空港に、飯田チームは、アメリカから来た北原喜美夫君を含め賑やかなバスで、一路飯田に向かった。

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