一六会 ベトナムダブル旅行記

早めにゆこうぜ ベトナムへ 

5泊6日で一六会メンバー5名で5月下旬にベトナムへ。北・中部・南と“おのぼりさん”の典型型な旅。印象・感想を要約すると、

1    衣…アオザイをはじめとして、なにしろ良い。ショッピングすきにはたまない。

2    食…中高年の日本人向き。ベトナム料理に加え、中華…フランス風の料理も。もっとも高級料理店ばかりであったが。

3  住(建物)…世界遺産が多く、宮殿・墓・ポイアン旧市街と見あきない。

残念だったのは、ハロン湾クルーズが雨だったこと。次回は、1泊2日のクルーズを。 道路の交通事情は3Sがそろっている。スリル・スピード・サスペンスが。帰着して家族に早速「ジージと12月にでもゆこうぜ、安近短で現地の人はまだスレていないし」と報告。  (奥村方敏)

 

写真キャプション…孔子廟前の入り口にて

ベトナム縦断一六会旅行

久しぶりに独り歩くと 私の心の中で静かに開く重い扉がある その奥から流れてくる一筋の馬酔木の香。1972年グアム島で毎日のように離着陸を繰り返すB52の真っ黒い煙と不気味な重苦しい爆音 そして鉄条網に囲まれたベトナム難民キャンプ。戦争を身近に感じたのは、遠い昔の事と思っていました。

ドラゴン、ジャック、フルーツ、ランプータン、マンゴスチン、ドリアン、ライチ、スターアップル、こんなに豊かな国は初めて。枯葉剤の影響か蝉も鳴かず、鳥も見当たらず物音が無い、不気味なほどの静けさ、爆弾のつくった巨大な穴ぼこ、銃弾の傷跡、気温は40°Cを超えていたと、後から聞かされた当時の戦争を思い返していました。

“めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲かくれにし フエの月かな”5/24世界遺産古都フエ市にて詠める。“朝ぼらけ メコンの河霧たえだえと あらはれ渡る 瀬瀬の網代木 もろともに あわれと思え火炎樹の 花よりほかに知る人もなし”5/25世界遺産戦禍のミーソン遺跡群にて ”住江の岸による波よるさへや 夢のかよひじ 人目よぐらん” サイゴンにて月をみて詠める     盗作紀行より   

「アメリカは戦争で勝利したのは、結局、日本にだけですね」と、ネコを3匹食べて、美味しかった、と言った、ガイドの言葉にギクリとしました。1匹で5年婚期が遅れるそうです。社会主義の国なのに、カジノが有ったのには驚きました。

 今も心に染みる 真黄色の大百日紅の花。まさにベトナム。 (小島霧情)

この旅行記は、在京飯田高校同窓会誌と同窓会報の記事の抜粋です。