55周年記念事業の第2回実行委員会開く

今年9月23日(月・祝)~24日(火)に、昼神温泉郷のホテル「伊那華」で開催する17回生卒業55周年記念事業の第2回実行委員会が2019年3月25日、飯田市錦町の「弥生」会議室で開かれました。

今村智司実行委員長が招集し、事務局、会計、各クラス幹事などの実行委員が出席。式典・祝賀会のプログラム、郷土巡りのオプショナルツアーなどの記念事業の確認や役割分担、今後の日程などを話し合いました。

参加費は宿泊15,000円、日帰り10,000円とし、母校への寄付(教育振興基金)を行うため3000円以上の協賛金を募集することも決めました。7月初旬には17回生全員に案内状を発送する予定です。

飯田市川路の大養蚕農家、関島家を有志が見学

歌舞伎の人気俳優、市川海老蔵さんが来年5月、十三代目市川団十郎を襲名しますが、天保年間に江戸歌舞伎の七代目市川団十郎が、B組・関島泰治君の飯田市川路の実家に滞在したことをご存知でしょうか。

川路村(当時)では、飯田出身の江戸金座御金改役、後藤三右衛門の助力などにより、天保5年(1834)に三代目尾上菊五郎一座77人、天保12年に七代目市川団十郎一座57人が来訪、興行していますが、市川団十郎は庄屋で素封家の関島家(屋号大上)に20日間逗留したそうです。

今も残る関島家は築200年以上の本棟造。南信新聞が昭和12年に掲載した「飯田下伊那養蚕番付表」によると、関島家は東の横綱で収繭量は942貫、県内でも最大級の養蚕農家でした。昭和33年に養蚕は終了しましたが、最盛期には30人も使用人がいたということです。

その関島家を17回生の有志がこのほど見学しました。

本棟造の関島家正面

三和土から室内へ入る

黒光りする母屋2階の内部

蚕箔(かごろじ)などの養蚕具が残る

見学を終えて

案内してくれた関島君夫妻