東京十松会に38名参加
高校10回卒の十松会(じっしょうかい)は校名が「飯田高松高校」の最後の卒業学年である。わずか8年間の校名だが「高松」は良い呼称だ。その十松会の東京の集いが4月23日、日比谷公園に面した明治時代の鹿鳴館の跡地にあるレストラン「うすけぼー」で開かれた。
77歳=喜寿ともなると、残念ながら鬼籍に入られた方、体調不良の人も多い中で、遠く福島の白河、富山、那須、御殿場からの友人も含め38名が参加し、高校時代の思い出話や近況報告がなされ、あちこちに和やかな交歓風景が広がった。
特筆すべきは、8名の女性が参加したことである(10回生の在学女性は400名中わずか39名だった)。青春時代、男子学生をワクワクドキドキさせたメッチェンたちは齢を重ねてもなお美しく、じいさんとなった男たちにとって嬉しく楽しい存在だ。宴を大いに盛り上げてくれた。T子さんは、最近ゴルフでホールインワン、全員にクオカードをサービス、腕に自信がある男性たちもこれにはびっくり。また、日展書道の審査員を務める田中節山(裕昭)君の書が首相官邸に飾られたことも報告され、一同拍手。
会には我々の在学時含め7年間図書館の司書を務めていた「たまちゃん」こと平澤(旧姓三浦)玉江さんも参加してくださり、4~5年若い弟・妹たちに、親しみを込めたメッセージを送ってくれた。
再来年は、卒業60周年飯田で行われる会に大勢参加することを約して散会。その後男たちはガード下の安い焼き鳥屋へ、女性たちは帝国ホテルの一杯1500円の高級な喫茶店へ。まだまだくたばらない十松会の面々である。(吉川 駿記)