3月15日(金)講師に岩崎廣和さん(高26回卒)を迎え「 未来を切り拓く情熱~ 日本化学遺産に学ぶ~ 」と題した講演会が開催されました。
同窓会が主催する講演会は社会貢献の一環として在校生を含めた同窓会員以外の方も聴講できるオープン講演会として毎年開催されています。
講演される岩崎廣和さん
この講演では、幾多の困難を乗り越え日本で初めてアルミニウムの工業化に成功し後(平成26年)に日本化学遺産に登録された事例を紹介され、現代人我々にとって先人が不撓不屈の魂を持ってこの偉業を成し遂げた歴史には、非常に学ぶべき事が多くあると強調されていました。
又講師の岩崎さんは昭和電工(株)を退職された後現在ナノ医療イノベーションセンターの副センター長として活躍されています。ここは「未来を変える製品・サービス」を開発する全く新しい発想の研究拠点だそうです。その目指すところはナノマシンが「体内病院」となり困難とされてきた病気の予防や治療を行うものです。
アルミニウムの工業化は日本で初めて、ナノマシンは世界で初めての挑戦でありいずれも「不可能を可能にする」人間の情熱が伝わってきました。特に未来を期待される在校生には非常に示唆に富んだ講演ではなかったでしょうか。
当日は3月半ばとは言うものの肌寒い日でしたが岩崎さんの熱い語りで寒さも忘れるほどでした。