西中の近く、正永町に希少な桜があります。この辺りは昔正永寺があった所で、正永寺原とも言われています。遅咲きの八重桜ですが、そろそろ咲いているのでは・・・そう思って行ってみました。柵で囲われていて特別な桜と分かります。でも知っている方は少ないのでは?

説明板をご覧ください。此処で見つかった固有種です。今は江戸町にある正永寺ですが、坂西氏によってこの地に建てられたのが始まりです。この桜はその正永寺の境内にあったと思われます。それにしては小さくて若そうな木と思いますよね。代替わりを何回かしたひこばえと思われます。

木は小さくても花は大きい。花びらが多く淡いピンク色のこの桜、奇麗です^^固有種であると気付いたのは桜の森田先生です。

森田先生が関わったのは昭和44年。翌年鑑定依頼し、昭和46年にこれまでに登録されていない新種と認定され「正永寺桜」と命名されました。その頃から50年ほどになりますが、木の大きさはあまり変わっていないとの事。大きくならない種の様です。地元の方達が保存会を作り見守っている桜です。桜の背景には田園風景から市街地、その向こうに伊那山脈、南アルプス。ロケーションも良いですね。今は見頃なので、是非お出かけください^^

正永寺を江戸町に移したのは、後の飯田城主京極高知氏。そちらには脇坂氏が植えたと言われる枝垂れ桜があり、正永寺の枝垂れ桜と呼ばれています。飯田には、正永寺桜と正永寺の枝垂れ桜がある訳でややこしいですね^^;

丘の上の谷川公園には、上を向いて咲く天の川があります。

近付かないと分かりませんね。アップをご覧ください。上むきに咲いていますね^^

高い枝の花を下から見ると、裏側の雰囲気です^^;

ただ公園の端にあって、場所的に鑑賞向きとは言えません。でも谷川線に面しているので、通りすがりに車窓から見る事が出来ます^^

この公園には鬱金(うこん)桜もあります。

桜らしくない桜ですね^^;

それでもアップを見れば・・・

確かに桜です^^

(4/25 撮  高18回 高田)