6月18日入梅から10日以上雨の気配が無く、カラッとした天候が続く飯田市
飯田高等学校吹奏班が飯田市文化会館に於いて 第57回定期演奏会を熱く開催した。
駐車場が少ない為に、開演1時間前に行く、既に文化会館入り口前広場一杯の長蛇の列、
何人もの知り合いと行き交う、笑みを交わし、挨拶をし 会場内へ、
演奏会は2部に分かれていて、1部の開演である、
白シャツに黒パンツ、黒の襟付のチョッキに揃え全日本吹奏楽コンクール課題曲2曲を含め6曲のクラシック演奏である。
先日、今年のテーマ「心」と「定期演奏会まで53日」と大きく書かれた部屋で、練習風景を見学させて頂いた。
その時松井先生から、曲に意味が無ければ、心が無ければだめだと、厳しい指導があった。
その通り、波が膨らみ岩に弾ける様な強さと、そよ風がやさしく頬をなでる様子が、松井先生の指揮棒にゆれる。その光景に吸い込まれる心地よさ。
2部では、Gパンに「結」印刷のピンクTシャツ、譜面台にもハートマーク、ポップスステージの始まりである。
8曲のヒットソングメドレーでは、歌ありダンスあり、配られたペンライトや手拍手で、満員の観客も一対になった。
CMの三太郎が昔と今のギャップから、現代に溶け込む寸劇のパフォーマンスでは、松井先生・萩原先生も加わり、会場が笑いの渦になった。
今回のゲスト エリックトランペット奏者のお出ましである。
エリック ミヤシロさんは、アメリカの父を持つ、国立音楽大学客員教授である。
3本のトランペットを使い分け体に似合った肺活量と澄み切った音に魅了させた。さすがプロである。高校生とのコラボも、最高であった。
質問タイムでは、「音楽はきれいな音を出す事だけでなく、曲にドラマが無ければ」と言われた。
すばらしい音楽家は、皆これを目指している事を知った。
ラストステージは、家族・友・先生皆に感謝を込めての合唱あり、アンコールだろう曲「ルパン3世」にはエリックさんも加わり、ソロが際立った。
最後に3年生が「オワリはじまり」を涙交じりで合唱した。たった3年間ではあるが、良い友との出会い、これからずっと続く事でしょう。
本当にすばらしい演奏会であった。この61人の生徒たちに、幸多かれと祈る。
残念な事に、会場撮影禁止なので、雰囲気がお伝えできませんが、手に入る事があれば、UPします。

MX-2514FN_20170620_094517 6.18付南信州新聞