困った「中体連」
 わが飯田・下伊那地方では、6月になると「中体連が始まった」、8月には「中体連が終わった」という言葉が聞かれる。「中体連」とはご存知「中学校体育連盟」のことだ。従って、「中体連」が始まったり、「中体連」終わったりすることはない。「中学校総合体育大会」即ち「中学総体が終わった」と言わなければ誤りだ。
 先日、地元紙にその旨をお話したら、さっそく紙上に記事の訂正文を載せてくれた。言葉が間違った方向に一人歩きして、今更どうしようもなくなった例と言えよう。ちなみに、「高体連が始まった」とか「高野連が終わった」(高等学校野球連盟)は一度も聞いたことがない。

(原)

熱い夏になりそうです(人形劇カーニバル)
 “リンゴ並木の街・いいだ”と共に、“人形劇の街”のキャッチフレーズもすっかり定着し、今や国内はもとより世界的にも注目され、多くの劇人とファンを集める夏のイベント“人形劇カーニバル”。今年は折しも20回目という大きな節目を迎え、世界人形劇カーニバルも同時開催されるので、今から準備に余念のないところ。真っ黒に肌を焦がした子供たちが、眼を輝かせて歓声を上げる熱い(暑い)夏が直ぐそこまでやってきている。
 人形劇カーニバル’98飯田、1998世界人形劇フェスティバル飯田の詳細は次のHPを参照下さい。
  http://www.valley.ne.jp/ibunka/puppet/top.html

(槙原)

雨季
 うっとうしい雨季、その中であちこちで見かける雨に打たれた紫陽花が気を紛らわせてくれます。青や赤の違いは土壌のP.Hに因るそうですね。番傘を見かけることがなくなりましたが、喬木村役場にお聞きしましたら、名産の”阿島傘”はたった一軒ですが作られているそうです。使い捨ての傘をはじめ、普通の洋傘は簡単に壊れますね。してみると紙と竹で出来ていても丈夫だった気がします。

(西尾)

高松祭にお出かけを
 今年度の高松祭は7月11日(土)~7月12日(日)の一般公開を中心に、前後一週間弱かけて行われます。今年のテーマは「Taka Matu Revolution~高松革命~」と言うもので、生徒による高松祭大綱の中には「はっきり言おう。『高松祭は風化して来ている。』下品なネタだけが下卑た笑いを誘い、自由という盾に隠れて参加に背をむける。」という言葉が投げかけられています。深い問題意識を持つ生徒ほど、この時期大いに成長するのでしょう。どんな成果が出るか、是非お出かけ下さい。先輩としての叱咤激励をお願いします。

(位高)

親の時代 子の時代
 松川町の清流苑から、もう少し奥に行った所に、長野県松川青年の家がある。ここをお借りして、地区の親子で野外炊飯を体験した。石を積み上げたカマド、炭火で焼く魚、そして、すぐ近くに猿が姿を見せるなど、自然の中での生活を楽しむことができた。ここは、夏休みに入ると、飯田高校の生徒たちも合宿に利用するという。
 私が高校生のときは、このような立派な施設はまだなくて、ここよりもさらに奥の川辺の、本当に何もないところにテントを張ってキャンプを楽しんだ。伊那大島の駅から重い荷物を背負って歩いて来た。今ではソンナことお断わりだが、当時は何ともなかった。若さだなあ。夜のひんやりとした空気の中で、いくつもいくつも流れ星を見た。いい思い出である。

(塩沢)

飯伊で環境関心高まる
 ダイオキシンを始めとする環境ホルモンの影響など、環境保全に対する関心と危機感が高まっていますが、飯田下伊那でも各自治体行政を中心に時代に応じた対策が講じられています。
 このほど飯伊広域行政組合が各市町村に「地域にふさわしい廃棄物循環システムの全体像」を提案した。この目玉は、可燃ゴミを処理する「ガス化溶融炉」の建設。平成十四年に施行されるダイオキシン新基準に対応した施設を新たに設置する考えです。現在飯伊には三つのゴミ焼却施設がありますが、これらを全て廃止し、一つに統合しようとしています。ガス化溶融炉ではダイオキシン等有害物質の分解を可能な熱処理を施し、排出抑制に向けます。また焼却で生じた熱は発電に充てるなど、副産物利用も考えています。

(岡田)