あ な た な ら ど う す る ?
 わが‘山都飯田市’は住民の過疎化と高齢化に悩まされている。これに歯止めをかけようと、いろいろな方策が考えられ検討されているが、その一つに4年制大学の誘致がある。
 「そりゃあ、いい案だに」という考えと、「そんな夢みたいなことが、出来っこないじゃない」と、住民の意見は二つに分かれている。先日、ある会合に出席したら、「お前さんはどう思っとるんな」と聞かれてしまった。「先立つものがないらで、無理ずら」と逃げたが、あなたなら何と答えますか。

(原)

蜂 追 い
 盆の休みで久しぶりに田舎(飯田に住みながら”田舎”とは?と、不思議に聞こえるようだが、山深い県境の辺地出身で出稼ぎの身なれば、やはり”あそこ”は大変な田舎である)へ帰った時のこと。ビールの肴に甘辛く煮付けたお袋の”蜂の子”が出てきて、しばらく蜂追いの話に花が咲いた。
 草刈場に寝転んで、西に傾く陽の光にその姿を透かしたり、蛙の肉団子と共に真綿を抱えさせて尾根を越え谷に転がりながら後を追った、あの懐かしい子供時代の日々。
 それにつけても、このところすっかり地蜂の姿を見ることがなくなったと老いた父親。あんな山の中のこと、それこそ”都の塵も通い来ぬ”ところと思っていたが、環境は確実に変っている。

(槙原)


 今年は天候不順でしたね。飯伊では例年の十何パーセントという空梅雨で割と高温だった為、今までの果樹はとても甘く美味しく頂けました。でも、味覚の秋を迎えるにあたりフルーツ大好きの私としてはこれからが心配。全国でも最高の品質を誇る地元産果樹が、例年通りである事を願っているこの頃です。
 伊那の三水(新・幸・豊水)は飽きられてきましたが、一寸先(二十世紀)の後の比較的新しい品種の(南水)は味、日持ち等でお勧めです。

(西尾)

ど じ ょ う
 松尾の川でとってきたどじょうを3年間大事に飼っていたましが、最近相次いで2匹死んでしまいました。1匹は、朝見ると水槽の横に落ちて死んでいました。夜中に水槽を飛び出さなければならないようなどんな事情があったというのでしょう。数日後、次の1匹が水槽内の橋の欄干を通り抜けようとしたまま、太ったお腹がつかえて身動きできなくなっていました。橋ごと取り出してしっぽを引っ張ってみたけれど、あばれるし、ぬるぬるするし、力を入れるとちぎれてしまいそうで救出できませんでした。狭い水槽の中にも何かドラマがあったのでしょうか。運の悪い気の毒などじょうたちでした。

(塩沢)

南 信 の 花 火 大 会 ガ イ ド
 南信各地で開催される花火大会は、ただいま真っ盛り。
 地元の花火製造会社が3社あるためか、連日こんなにたくさんの花火大会が続くのは、全国でも珍しいのではないだろうか。
 7月上旬に冨士山稲荷神社例大祭で口火が切られ、7月末から阿南町深見の祇園まつり、阿智村夏祭り、飯田りんごんと続き、旧盆の三日間には、大鹿夏祭り花火大会(8/14)浪合夏まつり花火大会(8/14)阿島橋ふるさと祭り花火大会(8/15)上村正八幡宮奉納煙火大会(8/15)売木村盆踊り協賛花火大会(8/15)など目白押し。
 伝統ある8月16日の時又灯ろう流し花火大会は、壮大な尺玉の連打で幕を閉じた。旧盆をやや外れて、8/18には市田灯ろう流し大煙火大会、8/22には南信濃村御射山祭、矢高諏訪神社例祭、大宮諏訪神社秋季例祭と続き、夜空に舞う鮮やかな光と轟音が夢心地のひとときを提供してくれる。
 このほか今後の主な花火大会の開催予定は、次の通りにつき、ご関心の向きは是非ご覧下さい。
  9月5日(土) 愛宕神社秋季祭礼、鶴ヶ嶺八幡宮秋季大祭
  9月14日(月) 今宮郊戸八幡宮秋季祭典
  9月17日(木)長姫神社秋季祭礼
 10月3日(土)山本七九里神社秋季祭典

(新井)