七久里神社の秋祭り

 今年もはや10月。残暑から解放され、ようやく涼しくなってまいりました。
 祭りの多い飯田下伊那ですが、飯田市山本では「天下の奇祭」の異名高い”七久里神社の秋季祭典”が行われました。腰にワラを巻いた裸の若者たちが、大三国から降り注ぐ火の粉の下で「桶を振る」祭りです。素人目には「何でこんなことをするんだ?」と思えるところが、奇祭の名の所以でしょうが、そこはそれ。豪壮な若者たちの姿は神社に集まった人たちを虜にしていました。
 冬になれば霜月祭り、冬祭りが相次ぎます。都合のつく方は、郷土の伝統芸能を総なめしてはいかが?(岡田)

運動会あれこれ

 運動会シーズンです。新聞にも各地各様の運動会が取り上げられ、楽しく読ませてもらっています。先日、地元新聞 「信州日報」 で、何気なく見ていた写真から大発見をしました。なんと、小学校の子どもたちが、ハダシで運動会をやっているではありませんか。「まだ、ハダシの運動会があるのだ!」 懐かしく嬉しく思いました。そして、指導されている先生方の、運動場の整備、子どもの保健指導、保護者の理解協力など、多くのご努力の成果とお見受けしました。他にもハダシの学校が、きっとあるのでしょうね。(原)
(写真は下伊那郡阿智村阿智第一小学校の大玉送り 信州日報新聞から)

こうもり
 朝、居間の壁にちょうど赤ん坊の握りこぶしくらいの黒いものがとまっています。カブトムシのようですが、それにしてはちょっと大きすぎます。近づいて見ると頭を下にしてとまっていて動き出す様子もありません。虫取り網をかぶせてみると難なく捕まりました。やはりそれはこうもりでした。羽を広げると20センチメートル以上はあります。体は黒く柔らかい毛に覆われていてぽやぽやした感じがとても可愛らしいです。子供たちは初めて見るので大喜び。大人だってこんなに近くで見るのは初めてでした。私は気がつきませんでしたが、聞いてみると、夕方薄暗くなってから集団で飛んでいるのを見たとか、学校のプールの裏にいるとか、N保育園には住み着いているとか、目撃したことのある人が沢山いました。飯田の街にはあちこちにこうもりが住みついているんですね。梨をやると、おいしそうにがりがりと音を立てて食べ、黄色いような透明なおしっこもして見せてくれました。「家こうもり」というそうですが上手に飼う自信もないので逃がしてやりました。ちゃんと家族のもとに帰れたかなあ。(塩澤)

続:無駄遣い
 7月、9月号の続きです。(この件はこれでおしまい。頭にきちゃうので)9月号で予想した通りになりました。再度、石の斜面を覆った土も、台風18号と秋雨により流されてしまいました…赤く囲った部分。
 緑で括って示した所は、6月完成後の雨季に削り取られた斜面を、芝の種を含んだマットで補修した個所です。ここも忠告通り再度流されました。(もっとも今回の増水の前に、設置後直ぐ、数十派の鳩が朝から晩まで毎日種を啄ばんでいましたので、歯抜けの芝となっていましたが)
 国か県か市か、どこの河川担当課か知りませんが、いい加減無駄遣いはやめてほしいなあ。税金を納める気が無くなっちゃう。利潤を考えない方々らしいお仕事です。(西尾)

”第二回飯田工業見本市”レポート


 21世紀に向けて伊那谷の振興・活性化を目指す”伊那テクノバレー構想”が推進されているが、この一環として昨年に引き続き、第二回「飯田工業見本市」が、先頃、市内上郷の”地場産センター(飯伊地域地場産業振興センター)”を会場に開催された。
 飯田・下伊那の電気・電子、精密機械、光学、情報などに携わる企業、事業所等76団体が出展・参加して開催され、関連業界を中心に多くの来場者により賑わった。
 バブル崩壊以降長期にわたる景気低迷で深刻な経済状態にある今日だが、それぞれ、特徴ある技術を駆使した製品、アイディアを生かした新商品、新しい分野へのチャレンジと、伝統の”いいだの技術・技能”は脈々と受け継がれ、開発されている頼もしさを感じることのできた催しではあった。(槙原)