高校生のふるさと自慢
昨年度の飯田高校生徒会誌「高松」のトップに載っている「特集 探検!発見!ぼくのまち」を興味深く読ませてもらった。
全校生徒にアンケートしたものを、出身中学校別に発表している。「あなたの町や、村の良いところ、不便なところ、特産品、おすすめSPOTは?」などの質問に、高校生たちが気楽に答えていて面白い。コンビニの有無や、道路の良し悪しに関する意見が多いのは、遠路徒歩通学する高校生の切なる願いにちがいない。一方、おすすめSPOTに、星空や夜景がきれいだというのが多いのは、今どきの高校生の意外な一面を見る思いだ。
うまくはないが、わたしのホームページに「高校生のふるさと自慢」と名づけてまとめてみた。(原)
霜月祭り
まだ暖かさの残る12月ですが、遠山郷では下伊那を代表する伝統芸能「霜月祭り」(国重要民俗無形文化財)が始まりました。伊勢神宮の流れを組むといわれる原始的な湯建て神楽は、平成の時代からタイムスリップしてしまったかのような感さえあります。正午過ぎから翌日の早朝まで続けられるこの祭りは、全国の神々を呼び集めるほか、江戸時代に当地を治めていた領主・遠山氏の霊を慰める要素も加わっており、魂の蘇生を祝福する行事であるとも伝えられています。
祭中に響く「よく舞うぞ、よく舞うぞ」の歌や「ヨッサ、ヨッサ」の掛け声、次々に登場する面の神々などは、都市化された地方で見ることの出来なくなった古い信仰心が伝わってきます。(岡田)
ある展覧会
先日、飯田美術博物館で開かれたパッチワークキルト展に行った。写真に見られるように、細かい布切れを縫い集めて、一辺が2メートルくらいに仕上げた作品が、たくさん展示してあった。
デザイン、布の種類など、それぞれに工夫され個性的ですばらしい。一針ひとはりを手で刺したかと思うと、気が遠くなるような作業でもある。特に気に入ったものの角を、何気なく折り返してみたら、自分の健康と息子さんの進学への願いごとが記されていた。針を押す指にかけた彼女の切なる思いが、ぜひ達せられたて欲しい。
写真は、主宰する櫻井良子さんの作品で、その招待状から写したもの。下に次ぎのような言葉が付記されていた。
Prairie Star with Lily 大草原の夜空には大きな星 足もとには野の百合 …少女時代の思い出…
私は、男性が侵すことのできない女性の世界に浸りながら、展覧会場を後にした。(原)
「わくわく」
11/28風越山に初冠雪がありました。今年は暖冬で心配していましたが、やっと本格的な冬の到来です。
多くの方は嫌な季節がやって来たと感じていらっしゃるようですが、私は嬉しくてたまりません。大好きなウィンタースポーツが楽しめるからです。夏は裸になっても暑さから逃れられず参ってしまいますが、冬は着込めばどうってことないです。
若い頃は、同年代の多くの人と一緒に、毎週のようにスキーに出かけましたが、五十歳近くなると同年代で行く者は殆どいなくなり一寸寂しく感じます。でも、仕事等で二十歳代のグループからのお誘いがあり、シーズン中は幾度か出かけます。もっとも時代の流れか、半分の方達はスキーでなくボードをしていますね。私も負けずにフリースタイル(エアロ=旧名バレー)で対抗しています。エアリアルやモーグルは体力的にもう出来ませんので・・・(^_^)
今シーズンも体力に見合ったスキーで楽しみたいと、今からわくわくしています。(西尾)
飯田市の”ごみ有料化”・12月1日から
”大量消費・大量廃棄”の現代生活が地球環境にさまざまな歪みを与えるとされる中、飯田市ではこの12月1日より注目の「ごみ処理費用負担制度」がスタートした。
新聞紙上などにも”ごみ有料化!”と大きな見出しが踊り多くの市民の関心を集めているが、これまでの指定ごみ袋(有料)に新たな負担料を加えて、”ごみを多く出す者がより多くの処理費用を負担する”という公平を原則とする制度。これにより、ごみ処理に費用がかかるという消費生活意識を市民に定着させ、ごみの減量とリサイクルを推進しようとする新しい施策である。
一方でこの”ごみ減量・リサイクル循環”に、最近全国各地に研究が進みつつある”エコマネー”の概念を取り入れようとの動きもあり、「環境文化都市」づくりに向けていよいよ官民挙げての取り組みが期待される。(槙原)