講堂も使命を終えて
  古い同窓生にとっては、ただ一つ、在校時代の思い出を留めていた建物だった。
 「講堂が壊され始めた」という連絡をいただいて、現場に駆けつけた。すでに半分だけしか残っていない姿を、うまくカメラに収めようとするのだが、工事の安全確保のために、高い塀で囲ってあるので近づくことができない。
 私案の末、授業中の校舎の4階に忍び込んで、空き教室の窓から「さよなら。長い間ご苦労様でした。はい、パチリ」と。(原)

 

初めてのパソコンショッピング
 プレイステーション2が発売されて話題になりました。
 長男もその発売を待ちわびて、せっせとお小遣いを貯めていました。飯田市内のおもちゃ屋に早々と予約し、発売開始を楽しみにしていました。けれど、予想していた通り、商品は順番待ちで、いつ頃手に入るか予想もつかない状態でした。
 すでに手に入れている友達は、発売当日、早朝から大手家電販売店に並んで手に入れたり、あるいはインターネットを通じて購入したりしたんだそうです。
 待ちきれない長男は、インターネットを使うことを決意。我が家で初めてのパソコンショッピングとなりました。やっとのことでカードを探し出して(カードで買い物なんてしたことがないので、あることも忘れられていました)実行。 店で買うより安く、おまけに届く日もわかって大満足の息子。 
 そして、予約から二週間足らずのその日に本当に配達されて、感心するやら驚くやらという、パソコン初心者の私でした。 (塩沢)
               

介護保険制度スタート
 多くの課題と困惑を抱えたまま介護保険制度がスタートしました。
 「お年寄りの介護を主婦や『老々介護』に任せきるのではなく、社会全体で看ていく」主旨のこの制度は、総論賛成各論疑問という「見切り発車」状態で始まりましたが、始まった以上はスムーズに進展していくことを願います。
 ところで、飯田下伊那は全般に高齢化率が高いにも関わらず、保険料は全国平均より少なくなっています。これは七十五歳以上の後期高齢者のウエイトが多く国から補助金を受けられやすいのと、比較的重度の利用者が少なくて供給サービス量も多くないためだとされています。つまるところ補助でお金をもらいやすい反面、消費が少ないからと言うことでしょうか。
 介護保険は始まりましたが、本当に必要なのは「介護を必要としない一生の送り方」のはず。極端な話、誰もサービスを使わなければ保険料は一円もいらないはずですから。「健康は何よりの宝」。元気でいるのにこしたことはありません。(岡田)

学校施設の改修工事進む(2)

 
  3月24日、再び北体育館(S.40年竣工)の取り壊し現場へ行った。作業はすっかり終って、地ならしをしていた。続いて5月上旬までに、老朽化した講堂(S.5年竣工)と、隣接の弓道場の撤去作業を終える予定だ。
 跡地には、校舎側に体育館、第2グランド側にプールが新設される。弓道場は現プールの跡地に作られるが、講堂は復活しないので、古い同窓生は寂しくなる。
 改修工事は、平成12年度中に完了し、13年度からの使用を目指している。(3.24 原)

「一足早い春の便り」
  桜の開花が間近い今日(3/26)、しっかり雪が降りました。カナダのバンクーバー在住の同窓生佐藤氏から24日、満開の桜の写真付きメールが届きました。緯度は約50度で樺太中部と同じ位なのですが、暖流のお陰なのでしょう、飯田に近い暖かさのようです。でも今年は異常気象との便りでした。
 よく「異常気象」といいますが、長い地球の歴史からすれば、特定な場所での天変地異を除き、平穏なここ数十年が「異常」で、変動の激しい時が「正常」だそうです。もっとも、人的影響による環境変化だとすれば、「異常」ではなく「人為的・・」とでも呼ぶべきでしょう。(西尾)

いよいよ全線開通”飯田バイパス”
 飯田市街地の交通渋滞緩和が目的の国道153号線”飯田バイパス”が完成し、この4月10日に供用開始される。
 第1・第2工区事業により既に利用されている、中央道飯田インター(伊賀良)を起点に、上殿岡、鼎名古熊を経由するいわゆるアップルロードに続いて、第3工区の工事が完成するもので、松尾八幡、上溝から卸売り団地を高架橋でまたぎ上郷別府へと繋がって、市街地を迂回する外環状のバイパスが全線開通する。
 総延長6.1㎞、約三百億円の工費と、着工以来25年の歳月を経ての完成とのこと。地域の交通機能に大きな効果をもたらし、地域づくりに貢献することが期待される。(槙原)