南アルプス初冠雪
 11月30日、高森町の湯ヶ洞温泉へ行った。駐車場へ車を置き何気なく振り返えって、東方に開けた景色を眺めると、白雪に覆われた南アルプスが見えた。初冠雪らしい。
 翌日の新聞によると、「前夜まで雨を降らせた雲が、東に抜けた正午ころ、うっすらと雪化粧した峰々が青空をバックに顔を出した。飯田測候所によると、平年より仙丈ヶ岳(3,033㍍)は14日、塩見岳(3,047㍍)は11日遅い」とのこと。
 帰り道、友人宅に寄った。家の前の大きな柿の木に登って、柿取りの最中だった。伊那谷特産の干し柿作りに忙しい時期が来たのだ。南アルプスが白くなると、干し柿をつるすのに適当な寒さになる。(原)

デジタル化…しかし
 先日、息子が「CDを再生中に臭い匂いがするので電源を切った。」と言ってきました。開けて見たらモーターのコイルが焼けているようでした。諦めて新規購入を考えましたが、CDはもう直ぐ消えていくメディアと思われるので、過去となるだろうオーディオCD、今のDVDビデオ、ビデオCD、これからのDVDオーディオが、全て一つで再生できる機種を思い切って購入しました。が、今までのCDプレーヤー(出力はアナログですが)を除き、30年近く使ってきたAV機器は全てアナログ伝達系統な為、新規機種の性能を引き出す為には、プリ・サウンドプロセッサー・メインのアンプをデジタルAVアンプに変更しなくてはならず、更に7個のスピーカーの一部をカットし、スーパーウーハーを加える事となり、大変な出費となりました。「球」や「石」で育ってきた私としては、当時のゆっくりした変化にじっくりグレードアップ(Ex.ターンテーブルをベルトからダイレクトドライブに変える様な)していった頃が懐かしく思われます。(PCや周辺機器のような急激な変化でないのが救われますが)
 しかし、熟成してきた車と同じで、デジタル処理された部分は個性がないですね。確かにダイナミックレンジ等ものすごい進展には驚かされますが、回路内での色合いは殆んど差が無く、どれを選んでも同じように感じました。ただ、各機種間はデジタルのOPTICALかCOAXIALで繋ぎ無機性でも、入力側の一部はカートリッジや磁気テープのままアナログなので、その個性を含んだ信号はそのまま活かされますし、メインアンプ以降スピーカーはアナログですから、そこで愛着あるスピーカーの個性が出ます。五感に訴えるのはアナログですから、最終の信号までデジタル化は難しいですよね。
 PCを含めIT機器もデジタル処理する物ですが、使っているのは典型的アナログの人間です。デジタル化が進んでも、結局最後は二者択一でないアナログが決め手のような気がします。(西尾)

やがて年の瀬、そして21世紀
 気がつけば、二十世紀も残すところあと60日。まだ「年の瀬」気分は早いかと思っていたら、年賀状の販売が始まるようになっています。二十一世紀は静かに一歩ずつ、着実に近づいているんですね。
 身の回りを振り返ってみますと、飯田下伊那はしばらくイベント尽くしです。十二日の飯田市の農業祭&りんご並木天国を始め、生活と環境まつりetc…。週末といえば必ずどこかで催しが開かれている、そんな時期がしばらく続きます。そして一カ月もすれば、遠山谷では霜月祭りの笛の音が…。
 慌ただしさと勢いに身を任せているうち、そのまま年の瀬の忙しさにスライドしてしまいそうな予感がします。(岡田)

柿とり・柿むき

 今頃の伊那谷の風物詩のひとに、”柿とり”や”柿むき”がある。
 濃紺の空を背景に鮮やかな朱色の柿の実の写真がいいか、軒下に整然と連なる柿すだれも絵になるだろう、とデジカメを引っさげて一寸郊外へ足を伸ばしてみた。
 丁度道ばたの土手に柿とりをしている小母さんを見つけてので、スナップの被写体になっていただいた。「今年の出来はどうですか?」と水を向けると、「沢山なったが細かくて・・、柿むきが大変だに・・」との返事だった。
 柿むきといえば今では相当機械化され、手むきに比べたら何倍も能率的になったことだろうが、柿の輪郭に沿ってかなりのカーブを描くあの独特のナイフで、厚過ぎるとかむき残しがあるとか叱られながら、車座の真ん中に山積みされた柿の実と悪戦苦闘した子供時代のあの光景も懐かしい。(槙原)

結婚式シーズン
 組合(隣組)のお嬢さんがお婿さんを迎えることになり、11月の連休中に結婚式を挙げます。
 私の組合は12軒で成り立っていて、結婚式には各戸男性1名が招かれることになっております。組合で一つ余興をやって欲しいという要望が出されましたので、11名で「祝い舟」を踊ろうということになり、10月25日を皮切りに近くの集落センターで夜7時から9時まで練習を続けています。練習は当日の朝を含めて、合計5回行われます。
 披露宴には150名程が招かれております。ご承知の通り当地の披露宴は、乾杯の発声と共に大宴会と化してしまい、飲み食いに夢中になってしまうパターンが多いように見受けられます。それでも最初の出し物くらいは注目されるのではないかと、余興のトップバッターである私達のメンバーは、皆緊張して練習を続けています。(高橋)