ジャンボな “どんど焼き”
 わが地区の“どんど焼き”は、他では見られないほど規模が大きい。
大きな田んぼの真中に、おおぜいで作る。PTAの役員が中心で、子どもは小6年生だけが手伝いに参加する。大人でも、男性のかなりミヤマシイ人でないと寄りつけない。女性は飾り物などの細かい仕事を受け持つ。
当日の朝、6時15分開始というので、6時ころ、ビデオカメラを手に行ってみると、すでに100人くらいが焚き火を囲んでいる。1升ビンのお神酒を傾けているグループもあり、さっそく仲間にしてもらう。
小6年生の子どもたちが持つタイマツで火が付けられ、ジャンボな“どんど焼き”が開始。炎が夜空を焦がし、周りを囲んだ群衆の顔を赤く染める。300人余は集まっているだろうか。夜が明けて互いの顔が確認できるころ、ようやく餅焼きが始まる。その間が実に長い。
帰路、これから餅焼きに行くという人たちに出会う。材木もたくさん入っている“わがどんど焼き”は、まだまだ当分の間、オキが残っているのを知っているのだ。(原)

もういいなあ
  今冬は気温が低いところへもっていって、本州南岸を低気圧が頻繁に通る為、雪ばっか。例年なら2月後半から3月中旬くらいの気圧配置(その時期は気温はもっと高いので、ボタン雪か雨)が連続し、いつもの乾燥したカラッとした冬ではありません。日本海側は毎年こんなどんよりした気候なのかと想像すると、やはり「飯田はいいな~」とつくづく思います。頼むで、例年の冬型に戻ってくれ。さぶいのは構わないが、じめじめしたのはもう結構。(西尾)

 

春よ来い
  明治33年の飯田測候所観測開始以来、史上二番目(昭和3年の56㎝に同じ記録)という豪雪に見舞われたふるさと飯伊地方。交通機関のマヒをはじめ各地に様々な被害をもたらした。
 この冬は正に異常気象で、1月になってからこれでまとまった積雪が4、5回にもなろう。人間の、社会の都合で自然破壊を繰り返してきた20世紀のつけが、天罰として下ってきたかのようにも見える。
 ところで毎年この時期になると、新聞やテレビなどで紹介される阿南町のM氏の庭先に広がる福寿草の群生がある。この雪でどうなのだろうかと気になって電話をしてみた。すると案の定、少し前には小さなふくらみが土から顔を出しそうだったが、再びこの深い雪に埋もれてしまい心配しているという。
 野生の強さをもって、多分雪の下でしっかり耐えているだろうから、やがて2月も半ばを過ぎれば、雪解けの大地を割って可愛い蕾が首をもたげてくるに違いない。そしていつものように黄金の絨毯を敷き詰めて、春を告げてくれるものと期待したい。(槙原)

 

記録的積雪56センチ
 なんでも昭和3年以来の大雪だそうで、その雪を体験している人達でさえ、「こんな雪は初めてだ」と言う人が多かったようです。
 1/26(金)の22時頃市内で宴会を終えた妻を迎えに行った時はまだ降っていなくて、自動車のワイパーを上げておかなかったため、朝起きて車の様子を見に行った時には、湿り気の多い雪の重みでワイパーが曲がっていました。
 旧山本中の体育館の屋根が雪の重みに耐え切れずに壊れてしまいました。天龍村は1/31(水)の午後遅くまで停電が続きました。中央道は飯田ICと伊那ICの間の通行止めが最後まで続き、上下線共に開通したのは、1/29(月)の20時頃でした。
 1/30(火)の午後、私達の会社に向かっていたトラックは、国道153号線の伊那から駒ヶ根の間で、1時間でわずか100mしか進めなかったため、あきらめて松本へ帰っていきました。1/31(水)現在も、飯島から北の方の国道の状態は、かなり悪い様です。
 現在も道端にかいた雪がうずたかく積まれているために道幅が狭くなっており、大きな車どうしはすれ違いが出来ないため、特に夕方の渋滞がひどくなっています。旧市内(通称丘の上)では、やっと重機による雪かきが始まっており、これも渋滞の引き金となっていますが、もともと車の量が少ないので、それほど深刻ではありません。 雪かきに慣れた豪雪地帯の人達の、雪かきの方法を知ってみたい気がします。雪国でも、車の渋滞は慢性的なのでしょうか?(高橋)

雪はもうたくさん
 1月8日どんど焼きの翌日に雪が降りました。「昨日でなくてよかったね。」と、挨拶を交わしながら、かいた雪でかまくらを作りました。
 1月13日、かまくらが二つになりました。
 20日の午後、気が付いてみると大雪。かいてもかいても降り積もります。雪を楽しむ余裕などなくなりました。かまくらの穴をめがけて雪を詰め込み、巨大な山になりました。
 そして27日の大雪。かいた雪の捨て場に困り果てました。集めた雪の山は私の背よりも高くなり、壁のように続いています。雪は街中ではちっとも解けずに歩道を埋め、また車道の幅を狭くしています。車を運転するのも怖いですが歩くのも大変で、中学生でさえ学校へ着くまでに1度は転ぶそうです。
 連日の雪かきのため、夫は腰痛に悩んでいます。「月へ行く研究より、降る雪を雨に変える研究をしてほしい。ヘリコプターで薬でも撒けば出来そうなもんだに。」一人暮らしをしている母がボヤイておりました。2月の雪はどうなることでしょう。皆さん、体を傷めないようにこの冬をのりきりましょうね。(塩澤)