納涼祭り


 7月の末、わが上郷下黒田北地区の納涼祭りがあった。
 開会の黒田人形から始まって、最後の盆踊りにいたるまで、実に多彩な催し物が並んでいる。
 その中身は、金魚すくい、水ヨーヨー、ゴム風船、綿菓子、ポップコーン、氷水、花火、大道芸など、ほとんどが無料サービスで子供向けのものが多い。期待していたビールやおでんコーナーは見当たらない。
 会場の一角で、“わんぱく相撲”が始まったので、興味深く眺めた。
 行司さんの物々しさに比べて、豆力士たちが少しお粗末だった。取り組まないうちに泣き出したり、逃げ腰だったり。“わんぱく”とは名ばかり、まるで闘争心がないではないか。
 相撲=格技=争い=喧嘩なんだぞ!と思ったが……。
 いやいや、ここは、そんな古い図式の通用しない、豊かで平和な納涼祭りの会場だったのだ。(原)

 

食いしん坊編 (No.8)
 先月号で空梅雨の報告をしましたが、ここ飯伊地方は今期極端に雨が少なく、食いしん坊の私も心配になってきました。今、写真の桃、葡萄が最盛期ですが、水が少ないと玉伸びせず、規格品が少なくなり価格が高めになっています。更に暑さが果物の需要を増進し、価格を押し上げています。(当然下物の価格も底上げされています)日照りが続き昼夜の気温差があると、フルーツは糖度が増し美味しいんですが、食いしん坊としては、口に入り難いというまた違った悩みが発生します。今後の出荷を待っている、写真下段の未だ青い梨や林檎に、手頃な価格を期待しています。
 でも生産者の立場からも考えなければいけませんね。写真の果樹園に沢山突き出ているのは、防霜ファンです。約0.1haに1基位設置してあります。4~5月初めの遅霜の時期のみ使用する設備です。霜道に設置し、その上の暖かい空気を送り、霜を排除して果樹を守る「扇風機」です。単純に1基30万円6年償却と仮定して、イニシャルコストだけで 50万円/y・ha 平均価格に上乗せしたいですよね。果樹のキロ単価当たり幾ら位になるのでしょうか。今はその他にもいろいろな生産コストがかかるようです。皆ニコニコは難しいですね。(西尾)

 
 

なぜ小さい?「チャルメラ」  なぜ来ない?「吉野家」
 私は発売以来30年以上にわたって明星食品の「チャルメラ」袋入りのファンですが、一つだけ不満があります。
 それは、長野県(と新潟県)で売っているチャルメラが、他の都道府県で売っているチャルメラに比べて小さいという事です。ご家庭にチャルメラのある方は、パッケージの裏側に印刷されている「内容量」をご覧下さい。長野県と新潟県に お住まいの方は85グラム、それ以外の都道府県にお住まいの方は、100グラムと読み取れるはずです。
 私が長野県を出なければ、この事実には気付かなかったはずですが、 高校卒業以来、千葉県、東京都、神奈川県、埼玉県と渡り歩いてきて、 長野県に戻ってきた私は、この違いに愕然とし、ある日明星食品本社に 電話して、この事実を知ったのでした。
 電話での説明によると、「問屋さん のご希望により」そのような流通になっているとの事でした。「消費者は どうでもいいのか?」とおこりたくなりましたが、勇気がありませんでした。
 それはそうと、突然「吉野家」の牛丼が食べたくなる事はありませんか? 残念ながら、飯田には「吉野家」が無く、県内でも5店舗(長野市3、 上田市1、松本市1)だけ。5月に名古屋に行った際は、栄のホテルから 妻と歩いて松坂屋のそばの「吉野家」まで牛丼を食べに行きました。
「吉野家」といえば、1980年に会社更生法を申請した事は有名ですが、 今ではすっかり立ち直り、1998年には創業100周年を迎えました。 7月下旬からは「並」が280円になり、うれしい限りです。 現在は通信販売でも入手が可能になりました(15食セットで税別5,800円) が、やはりお店で食べたいものです。飯田に出店してくれないかなあ・・・。(高橋)

”トップヒルズほんまち”完成

 平成5年の研究会発足、構想浮上から足かけ8年の歳月と、約33億円の巨費が投じられた再開発ビル「トップヒルズほんまち」(橋南第一地区市街地再開発組合)が、このほど完成した。
 地上10階、地下1階の複合ビルで、延べ床面積は約14,000㎡とのこと。1階は商業施設でスーパーなどが店を構え、2・3階は、市の福祉事務所や男女共同参画課などの”地域交流センター”として利用される(8月20日にオープン予定)。また、4階から10階は居住スペースで、42戸のマンション群となっており、”丘の上”を象徴する高層ビルがその威容を見せた。
 中心市街地の活性化はどこの地方都市においても大きな課題とされ、様々な取り組みがなされている中、全国から注目されて来たこの飯田市の市街地再開発事業で、このビルの完成が、第二、第三期事業への足がかりとなって、正に、”丘の上”が息を吹き返してくれることを期待したい。(槙原)