小粋な飯田気質を講談で
 6月1日(土)、初夏の恒例となった第12回飯田郷土講談が、飯田市公民館大ホールで午後1時と5時からの2回行われました。主催は、旧制飯田中学47期卒業の同窓会員(四七会)の皆さんです。この公演は、四七会の一人である牧内雪彦氏が地元の歴史をもとに毎年書きおろしたオリジナルの脚本によるもので、まさしく「郷土」の講談です。
 会員の高齢化などもあり、四七回実行委員会主催の公演は今回で最後、ひとつの区切りとなりました。出演は、神田紅さん、神田ひまわりさんご両人。特に日本を代表する女流講談師の神田紅さんは、初回からの出演で飯田を第二のふるさとと言い切る飯田通です。
 それぞれの持ち芸の後、神田ひまわりさんが『武田勝頼地部坂の別れ~熊谷家伝記から』を、神田紅さんが『いいだ歌舞伎座こけら落し~明治の粋な仲間たち』を熱演しました。会場は時に拍手と笑いに包まれ、時にしんみりと聞き入り、流麗な言葉絵巻にすっかり魅了されました。今回で最後ということもあってか、原作者の脚本も演じるお二人の講釈も心のこもった本当に素晴らしいものでした。
 講談によって語られる飯田のもうひとつの姿。山都の先人たちは、なんと粋で人情味溢れる人々なのでしょう!この郷土講談ができれば新しい形で、いずれ帰ってきてくれることを一講談ファンとして願わずにはいられません。四七会の皆さん、今まで本当にご苦労様でした。同窓会員の皆さんに、どなたか意志を継いでくださる方はいませんか?
 *郷土講談についての詳しい情報は、中四七回生のページを参照ください。(佐々木公美子)

 
バラの花のお庭
 松尾水城にある吉沢さんのお宅の庭は、今、咲き誇るバラの花に包まれています。ご主人の吉沢義輝さんは 高2回、奥様の利津子さんは 高8回、娘さんの真由美さんは 高35回、それぞれ飯田高校を卒業された同窓生のご一家です。
 バラの花は義輝さんの趣味だそうです。種類は50を越えるだろうという花の中には、花びらの色が青みがかった物や、花びらの色が一色でなく、ごまを振ったように別の色が混ざった物など、珍しい品種もたくさんありました。
 冬場の施肥から、消毒、そして難しい剪定をしたりと、きれいな花を咲かせるためには一年を通してかなり手がかかり、次々と花が咲く今の時期は、毎朝、咲き終わった花を摘むのが日課だそうです。
 お近くの方は、花の盛りを見せていただくといいですよ。(塩澤真由美) 

 丘の上のもう一つの“合庁”
 近年では数少ない、いわゆる“箱もの”としては比較的大型の、国の合同庁舎(飯田高羽合同庁舎:飯田市高羽町6-1-5)建築工事が完成し、この5月には引っ越しを終えた各機関がそれぞれ業務を開始した。
 鉄筋コンクリート造、地下1階地上4階、総工費約19億円というこの新庁舎。1・2階に飯田税務署が、3階は飯田労働基準監督署、4階には飯田測候所と長野統計情報事務所飯田出張所が移転、入居した。
 庁舎内部は吹き抜けで採光に配慮された構造となっており、また、特徴的なのは高さ33メートルという測候所の観測塔である。ガラス張の外壁には、背後に控えた飯田市のシンボル”風越山”など周囲の風景が映し出される設計となっている。
 自然との調和を重視し、エネルギー・環境問題などに配慮したソーラーパネル発電なども取り入れた新庁舎。一日も早く郡、市民に親しまれる存在となってもらいたいものである。(槙原英勝)
 

 安心しました
 同窓会報47号を見ていて、びっくり。「維持会費納入率ベスト20」の学年の中に、わが「高2」の文字がない。
 この欄には、毎号注目している。プロ野球のリーグ順位表を眺めるのと、つい同じ目つきになってしまうようだ。
 「高2がないので悲しい。なぜだろう」と、事務局に訊ねた。「すみません。ミスプリントです。第5位です。」との返事。
 もう一度会報で確かめると、第5位は高校卒のトップの位置である。安心、安心。同時に、全国各地で頑張っている同窓生たちに感謝。
 ほかに、母校のためになるようなことは、今何もできない。せめて、維持会費の納入くらいは・・・。
 写真は、懐かしい旧校舎の雪景色。(原博司)

 
やはり私は田舎人
 先日久しぶりに上京しました。何となく東京も、以前に比べ小奇麗になった感じを受けました。しかし20数年ぶりに、通勤ラッシュの電車に乗った時は、やはり私は都会に向かないことを再認識しました。人込みと空気、それに飲み水が合わない為Uターンした私には。
 都会の人々は、一寸した距離も車を使う田舎の私たち以上に良く歩きますね。それも昔より差が開いていると思いました。地下鉄など新しい路線が増え、便利になった様な気がしますが、その乗り換えには相当な距離があります。飯田線なら一駅分位ありそうです。乗り換え線までの距離と所要時間が、通路の天井に明記されていたのには感心しましたが・・・。
 黙々と足早に、エスカレーターでは右側を更に急ぐ人、そのペースに巻き込まれ、ホテルに着いた時には足がパンパンに張ってしまい、マッサージのお世話になってしまいました。(西尾秀文)

 

アクセス数が65,000回を超えました。
 6月2日(日)早朝、当HPへのアクセス数が65,000回を超えました。1998年4月7日以来という事ですから、1日平均42名以上の方が当HPを覗いている事になります。まだ一度も当HPを覗いた事の無い同窓生も多いはずで、もっと宣伝する必要があると思いますが、運営に携わる者のひとりとして、責任の重さを感じます。
 話は変わりますが、高30回生の卒業25周年記念事業がいよいよ今月22日(土)に迫りました。当日は午後1時30分より飯田高校小体育館にて記念式典を行い、午後4時30分よりシルクホテルにて懇親会、その後クラス毎の同級会が予定されています。25年の歳月というものは長い様で、当時はA体だった体も、先日礼服を新調した際には、店の方にAB体では窮屈だからと言われ、B体を買うハメになってしまいました。
 22日に再会した時に、果たして彼(彼女)はどう変わっているのか楽しみでもあり、不安でもあります。(高橋秀治)