初雪は何時?
初雪と聞くと、勉強はそっちのけで頭の中は早、そり遊びや雪合戦のことばかり。
ザワザワと教室のガラス窓に顔をくっつけ、校庭と雪の落ちてくる黒い空を眺め回した、既に半世紀も前になろうという子供時代を懐かしく思い出す。
雪との闘いや災害のことを思うと多少不謹慎かも知れないが、この歳になっても、何となく心待ちにしながら、季節の変わり目をしっかり確かめているのは、私だけだろうか。
ところでその初雪だが、飯田測候所(飯田市高羽町)に問い合わせてみたところ、観測の始まった1898年からこの間、最も早かった初雪は1950年(昭和25年)の10月31日で、反対に遅かったのは1986年(昭和61年)12月27日とのこと。また、平年では11月30日という。
因みに今年はまだ初雪は記録されていないが、このデータに基づけば年内には100%あるだろうし、ひょっとすると一両日中にも白いものが舞い降りて来るかも知れない。
今にも泣き出しそうな風越山を見上げながら・・・。
(槙原英勝)
心もとない事件
11/28付の南信州新聞に「悲しい収穫」という記事が載っていた。
飯田市のシンボルは人形劇とリンゴ。旧市内リンゴ並木とは別に、インター入口とそこから続くアップルロード沿いの2箇所にリンゴ並木があります。
その地区の小学校を含め多くのボランティアの方々の手入れによって毎年3万個近い収穫があり、その小学校や市内45福祉施設そしてインターで通行者に配っている。
しかし今年は一部アップルロード沿いの松尾地区の範囲で、11月末の連休前200個余りあったリンゴが連休後の収穫時には木の上部の60個ほどになってしまっていたとのこと。
今年は全国的なニュースになったさくらんぼから始まって米の盗難事件。作っている方たちの思いを考えると何とも悲しくなります。
南信州新聞社のホームページは、http://www.minamishinshu.co.jp/
(西尾秀文)
フルムーンなんて言(行)ってられない
プロポーズの言葉は、「一緒にフルムーン旅行をしよう」だったと記憶している。但し、それ以前に「プロポーズの言葉を考えてよ!!」と半ば脅されて慌てて考えたような気もする。
そんな私たち夫婦も互いに44歳という年齢に達した。「フルムーン夫婦グリーンパス」はJRの「トクトクきっぷ」の企画の一つで、「お二人の年齢を合わせて88歳以上の熟年夫婦が対象の、JR全線のグリーン車(但し、のぞみ号や寝台個室などの一部の列車・設備を除く)を自由に乗り降りできるきっぷ」である。
きっぷは5日間用、7日間用、12日間用の3種類があり、値段はそれぞれ80,500円、99,900円、124,400円(いずれも二人で)となっている。今シーズンの発売は来年の5月31日まで、利用は6月30日までである。ところが、年末年始、小中学校の春休みに当たる期間と黄金週間には、このきっぷは使えない。
値段が高いか安いかは別として、5日間(土日の休みを使えば3日間)連続して有給休暇を取れますか・・・?という事で、プロポーズの約束を果たす事は何年先になる事やら・・・。
なお、このきっぷには、上記の「一般用」の他に、「シルバー用」(二人のうちどちらかが70歳以上の場合に利用でき、値段は上記より5,000円安い)があるので、興味のある方はどうぞご利用下さい。
話は変わりますが、「平安堂」新飯田店(鼎名古熊)のそばに、11月22日(土)、「ケンタッキーフライドチキン」飯田店が開店しました。上郷にあった店を閉めてから何年経ったでしょう?
29日(土)の午後6時頃行ってみましたが、「ねやねや」状態で買うのをあきらめて帰ってきました。
(写真は11月30日午後、我が家から見た天竜川東岸の紅葉。)
(高橋秀治)
風越山(かざこしやま)
先日、晩秋の風越山に登った。上郷の野底側から山頂めざし、急斜面の道なき道を4時間。
やっとやっと頂上に着いた。下界では見られない赤石岳や荒川岳が、伊那山脈の向こうに雪をかぶっていた。
女性四人を含む一行十五人は、雲一つない青空の下に広がる自分のふるさとの風景にいつまでも目を奪われていた。
くっきりした河岸段丘のこちらに天龍川が流れ、右側に飯田高校、目の下には風越(ふうえつ)高校も見える。
自分の家はどれかと探しても小さくて見えなかったが、これら全部が自分たちの大事なものなんだと実感した一日。
私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。 (原 博司)