山桜・芝桜
 4月の下旬、もうとっくに里では青々とした葉桜に変ってしまいましたが、一寸標高の高い所の山桜や人家の庭に植えられた芝桜は満開です。
 仕事の途中、阿南町でとても綺麗なこれらの桜が目に留まりましたので、手元にあったデジカメで撮ってみました。
 

(西尾 秀文)

 


牡丹桜
 4月29日(木・祝)に飯田高校の第48回強歩大会が行なわれました。昨年は悪天候のために開催が中止されたため、2年生にとっても初めての大会参加となりましたが、天候に恵まれ、肌寒い中でのスタートとなりました。
 実は、女子のスタートの瞬間をデジカメで撮影したのですが、29日に覗いた飯田高校のホームページに似たような写真が掲載されていたため、ここでは、女子のスタート地点だった沢城湖畔の牡丹桜を載せることにしました。
 4月下旬の飯田地方は寒暖の差が激しく、29度を記録した日もあれば、竜丘地区の早起き野球の開会式(登録は6チーム)の行なわれた25日(日)の朝は、車のフロントガラスが凍っていました。その前日に行なわれた牟礼村の早起き野球の開会式は、雪のためにラインを引くことが出来なかったそうです。
 竜丘地区の早起き野球は、連休明けの5月6日(木)から春期トーナメント戦を行ない、リーグ戦は25日(火)から始まります。

(高橋 秀治)

 

 

 
ふるさとの祭り
 先月、桜のころのことだった。下伊那北部のある小さなお宮の近くを通ったとき、森の中から笛や太鼓の祭りばやしが聞こえてきた。何となく心に惹かれるものがあり、鳥居をくぐった。
 小学生の男の子たちのかわいい狐踊り。元気な女性たちの素朴な踊りなどなど。次々に展開される奉納行事にすっかり心を奪われてしまった。そして、なぜか自分も子どものころから、ここに住んでいたような不思議な気分になっていった。
 踊り手の氏名を一人一人ていねいに紹介。こじんまりとした境内に、あまり多くない観衆がじっと見守っている。前に出てカメラを向けるのも遠慮勝ち。
 風船、出店、アイスクリーム、騒がしい観衆、派手な飾り付け、耳の痛くなる音楽など、ここにはない。
 まさに神聖な祭りだった。久し振りにふるさとの祭りに接することができた。

私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。

(原 博司)

世の中くぶしにけかち桜(?)
 もう何年も前のこと、年寄りがこんなこと言葉を呟いたのを聞いた。大分高齢で発音も侭ならないし、第一田舎の方言がキツク何のことか俄に理解し難かった。
 解説の必要があると思うのだが、“くぶし”とは辛夷の花であり、また“けかち”とは標準語で「飢渇(きかつ・けかつ)」である。
 辛夷の花が咲き誇る年は実り豊かで世の中が(景気が)良い年。反対に、桜が早く咲く年は飢饉になるという言い習わしとのことで、確かその年は、冷夏で大不作の年であった。
 私がぼやっとしてたのかも知れないが、この春、辛夷の花を余り見かけなかった気がする。反して、桜は例年に無く開花が早く見事に咲き誇っていた。加えてこの4月、全国的に、夏日は疎か30度を越す気温を記録したことも。何となく気象の異常が心配される。杞憂に過ぎなければいいのだが・・・。

(槙原 英勝)