秋もたけなわ
 永く暑かった夏もあっという間に終わり、木々は秋の彩りに変わりました。写真は校舎本館の南側、中庭を撮ったものです。
 秋といえば9月に行われた新人戦で陸上班は北信越大会に進みました。10月14・15・16日に行われた北信越大会では1000メートル女子・800メートル男子で出場し、男子競歩は4位と健闘しました。
 11月27・28日は長野県下縦断駅伝に飯田高校から2年生女子と1年生男子が参加します。初日は長野出発岡谷まで、二日目は松本出発飯田までとなります。沿道の方は盛大な応援をお願い致します。
 強歩大会では3年間びりだった私にとって、陸上大会は中学以来余り嬉しいものではありませんでした。ただ一つ中学3年生で砲丸投げで竜峡支会2位というのが輝かしい記録です。
 それだけに各陸上大会で活躍する生徒さん達はすばらしいものだと感じています。
 

(事務局・小林 朱美)

 

10回目のみこし奉納 (自慢話)
 祭りといっても何もなく、寂しかった飯田市上郷下黒田神社の秋祭りに、「みこし奉納」をしようと考えたのは10年前。「戦後50年の節目の年に」と銘打っての立ち上げだった。
 粗末な手づくりみこしを少人数で担いで、「わっしょい、わっしょい」と、みんなで仲良く、楽しく元気に地区内を練り歩いた。独立採算、地区住民なら、老若男女だれでも参加は自由とした。
 あれから10年、地域内の協力団体も年毎に増えた。また、他地区からもみこし会の誕生があり、今年からは、広い神社境内で3地区のみこし5基が揃い踏みするという、にぎやかな形までに発展した。
 現在はみこし会の相談役となったが、記念写真の時だけは胸を張って前列中央に位置する筆者(帽子、白シャツ、首にカメラ)である。
                  私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。  (原 博司)

食いしん坊編 (No.16)
 先月は松茸の話をしましたが今月もその続きです。
 今年は台風が記録的に本土に上陸し、各地で大変な被害をもたらしています。農業においても然りで、特に青果には壊滅的なものも出て、例年の数倍から10倍近い価格に跳ね上がっています。
 ところが地物天然のキノコは十分な水分を得た為に、ここに来て順調に収穫されています。毎年なら10月初旬から中旬にピークを迎えもう殆ど採れなくなる松茸も、11月になるというのにいまだに豊富に収穫され、地元でも一寸異常だと思われています。例年なら最盛期の1~2日間、上物で卸値\20,000/kg前後で競り落とせれば安かったと感じるのですが、今年は数日間\20,000以下で取引されています。
 まあ、価格の低迷は当然です。そろそろ時期はずれとなりますし、何と言っても消費者からすれば松茸は二の次。レタスが\1,000/個近く、胡瓜が\100/本以上、キャベツ、白菜、大根・・・殆どの基幹野菜がこの高値ですので。

(西尾 秀文)


あの映画に大平宿が・・・
 10月30日(土)より公開されている映画「隠し剣 鬼の爪」(山田洋次監督)に大平宿の風景が映し出されています(と言っても私はまだ観ていませんが)。もしかしたら、見た事のある風景、知った人(エキストラ)と出会えるかも・・・。
 映画の舞台となっているのは庄内地方(山形県)なのですが、農村のシーンを撮影するにあたり、上久堅出身のカメラマン長沼六男氏が山田監督に大平宿でのロケを打診し、5月に実現していました。
  飯田では28日(木)の夜に千劇シネマズ(昔の中劇です)で長沼氏を迎えて先行上映会が行われ、この日初登庁した牧野光朗新市長(高32回)が飯田市を代表してあいさつしました。
 話は変わりますが、「獄中記-煉獄篇」を読み終えた私は「天国篇」が出るのを待ち切れず、24日(日)に上京した際新宿駅南口の紀伊國屋でたまたま見つけた“A PRISON DIARY VOLUME III HEAVEN”を衝動買いしてしまいました。さて、邦訳が出る前に読破する事ができるでしょうか?
 今月のオススメは、「チャングム」第1巻 宮廷篇(キム・サンホン著 ハヤカワ文庫)です。NHK BSドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」にハマッている方、ドラマとは異なる部分もありますが、興味深い小説です。
 写真は私の誕生日のお祝いに妻が作ってくれた「魚介類のパエーリャ」(高価なサフランをフンパツすると、もっと黄色くなります)とケーキ(デコレーションは長男がしてくれました)です。

(高橋 秀治)

錦秋の候
 今年も早11月、余すところ2ヶ月となった。
 林檎も柿もすっかり色づき、収穫の盛りを迎える。
 リンゴ狩りの大型バスが、蜜のしっかり詰まった甘い”ふじ”を求めて天竜峡から竜東方面を目指すところをよく見かけるようになったし、今年は若干遅れているようにも思うが、伊那谷の秋の風物詩「柿すだれ」が農家のあちこちに軒を連ねるのも間もないことだろう。
 そして、紅葉も日一日と里へ下りてくる。
 ふるさとの四季は折々に美しく楽しみだが、中でも見事な”錦秋の候”到来である。

(槙原 英勝)