残したい五月の風景
 飯田市千代で撮影したものである。五月の田舎の典型的な風景の一つだ。
 美しい鯉のぼりの向こうには、多世代同居の大家族、皆に祝福された結婚、地味で仲睦まじい若夫婦、待ち焦がれた男児の誕生、そして、かわいい孫に目をうるませている祖父母たちの姿などが浮かんでくる。
 しかし、最近は自分たちの身の回りに、少なくなった風景の一つでもある。鯉のぼりは、人が期待されて生まれ育てられた時代の大事なシンボルともいえる。
私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。     (原 博司)

 

自転車国際競技「ツアーオブジャパン–南信州–」
 去る5月18日(水)。生憎の空模様ではあったが、松尾明地区の飯田市総合運動場から天竜川に平行して水神橋に向かう道路の沿線は、人、人、人・・・の波で埋まった。
 国際的な自転車ロードレース大会として知られる第9回ツアーオブジャパン(TOJ)の第3戦が、ここ飯田市の「南信州ステージ」で開催され、水神橋をスタートし竜東の下久堅柿野沢地域まで標高差180メートルを駆け上る山岳ポイント周回コースに、国内外16のチーム96名のトップ選手がその速さと技を競った。
 時速70~80キロという速さで目の前を駆け抜ける選手達。そのスピード感に正に圧倒されたが、何より驚いたのは、沿道で声援する人の多さ。国際的な競技大会はこの地方では初めてのことか、主催者発表37,000人という観客で、いつもは陸送の大型トラックや付近の工場関係の自動車が頻繁に行き交うこの工業道路が、ゴールの時間となる昼頃から徐々に応援に詰めかける市民で一杯に。忽ちの内に沿道は声援の人の渦となった。
 自然豊かなこの山岳コース。選手や競技会関係者にも好評であった様子で、早くも来年以降の継続に大きな期待が寄せられている。南信州を内外にアピールする地域活性の絶好の機会・イベントであって、是非また来年の開催を待ちたい。

(槙原 英勝)

 
同窓会総会行われる
 5月29日(日)に、ホテルオオミヤにて、同窓会定期総会が開催されました。
 当日私は、交通安全会(安協)駄科支部の作業に参加していたため、会場に到着したのは総会が終わる直前の16時25分頃でした。
 総会の後の懇親会の席は、くじ引きによって決められ、「青嵐」、「今宮」、「長姫城」、「阿藤」、「風越」などのテーブルに分かれました。
 合唱同好会の皆さんに3曲(写真を撮るのに夢中で、曲名を覚えてないのが残念)ご披露していただきましたが、9月下旬には、発表会があるようです。
北陸支部長の堅田 仁さん(中47回)のご発声で乾杯しました。出席された皆さんは再会を喜び合っていましたが、高30回生の私などは、諸先輩方に囲まれるとハナタレ小僧もいいとこで、おとなしくお茶を飲んでいました。
 まさに宴たけなわの18時頃、懇親会出席者の中で最高齢の中島君男さん(中30回)が昨年に続いて万歳の音頭を取られ、中締めとなりました。
  

(高橋 秀治)

 


懐かしい木
 よく市役所を訪れるのですが、用を済ませば直ぐに帰宅していましたので、周りをゆっくり見て歩くことがあまりありませんでした。
 先日たまたま正面玄関で待ち合わせがあり、ちょっと時間がありましたので、前庭を散歩してみました。実は市役所が出来る前、ここに私の母校がありました。小学校2年生の終業式で廃校となりましたが、未だ何か面影が残っているのかと思い庭にある池を見てみました。
 形は円形でなく記憶とは違いました。周りの土手はこんな感じで盛り上がっていたと思います。道を挟んで「百日紅」と「欅」があり、昔よく登ったことを思い出しました。ともに太くなっていましたが、確か「百日紅」は池の縁の土手ともう一箇所にあったように記憶しています。あちこち移植したのでしょう。

(西尾 秀文)