少雨と多雨
 今日(6/28)北陸地方は集中豪雨、長野県では大町地域に大雨警報が出ています。飯田は朝から曇り空ですが、梅雨に入っても殆ど雨は降らず、今夜は星さえ見えています。
 数日前まで梅雨前線は日本の南にあり、沖縄を除き殆どの地域が空梅雨で水不足が心配されていました。いつもならもう少し前から徐々に前線が上がり、何処も少しずつ水が蓄えられ夏に向かって準備が整うのですが、今年は急激に前線が北上し、まるで梅雨末期の様子です。で、西日本は水不足、関東は急激な暑さを被り、予想に反する気象に皆戸惑っているようです。
 以前の「ふるさと情報便」で申しましたが、地球の歴史からみれば“乱れる”ことが「正常」で、皆さんが思う過程に沿った“通常”と思う気象は「異常」だと私は思っています。
 気象の考え方はさておき、水源元となる山間部を除いた飯田地方は恵まれています。空梅雨と言われながら、北・中信のような農地にスプリンクラーを使ってまでの散水が必要ないのは、常に降雨で潤う山々に源を発した市内を流れる松川や扇状地の湧き水に、上水道や農業用水の取水を設けることが出来るからです。確率から言っても36災害は特殊で伊那谷を縦断する台風はまず無く、南北に走るアルプスがそのような暴風雨からも守ってくれる伊那谷は、住むものにとって最高の環境を提供してくれていると思っています。
(写真は6/28中央アルプスを源とする、市内を流れる松川) 

(西尾 秀文)

高松祭に乱入したのは?
 6月25日(土)の午前中、母校では高松祭の合唱コンクールが行われていました。
 今年も合唱したクラスがありましたが、私たちが「流浪の民」を歌ったのは30年位前の事です。男子32名、女子16名のクラスでしたが、男子は臆病者が多く、ソロの部分をテノール、バスともにトリオで歌う事になっていました。
 演劇班に所属していた私は、舞台稽古が間に合わず、当日の音楽会をサボる事になりました。この時点でテノールがトリオからデュエットに減りました。そして本番、テノールのA君が裏切り、O君が文字通りソロで歌うハメに・・・。
 お世辞にも上手とは言えないO君のソロに、場内は爆笑(だったのかな?)。おかげで、何かの賞(当時はスイカ、ちなみに今はハーゲンダッツだそうで・・・。)を頂戴できましたが、スイカひとつを48人で食べるわけにはいかず、担任の竹内安保先生が3つくらい買ったのかな?私は罪悪感で、食べる事は出来ませんでした。
 さて、今年の高松祭に乱入(?)したのは、十名余りの同窓会の合唱同好会の皆さんでした。生徒の発表が終わった後の大トリです。中島 正韶さん(高11回)の、「皆さん、こんにちは~」のあいさつで始まりましたが、中島さんはマイクを使わず、体育館中に響き渡る声で合唱同好会の紹介と、9月に行われる発表会の宣伝をしておられました。すでに大きなポスターも出来上がっているようでした。
 清水正則さん(高11回)の指揮で、「かわいいあの子は誰のもの」など3曲を披露され、拍手喝采を浴びていました。
 9月の発表会が楽しみですね。
  (写真は、6/25の午後に撮影した吹奏楽班の発表の様子)
 

(高橋 秀治)

「6月1日に風越山を撮ろう!」
 今年で第4回になりました。「写真の日」である6月1日、午前11時11分に、みんなで一斉にふるさとのシンボル・風越山(かざこしやま)へ向かってシャッターを切りましょう。どこからでもOKです。そして皆で写真展をやりましょう ― というイベントです。
 今年の写真展は飯田創造館で、7月9日(土)~18日(月)の間、参加作品のすべてが展示されます。ぜひお出かけください。
 ここに掲示してある写真は、出品作ではありません。これは6月1日の午前11時ころ写したもので、その11分後には雲の形も変わり全体に薄曇りになってしまいました。一番いい条件で写したものを出品、というわけにはいかないのも面白いですね。
 最後に自慢話になりますが、昨年の出品作260点の中から私のものが選ばれ、本年度の作品募集のポスターになり、各写真店に展示されました。
  私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。                    (原 博司)

 

やっと雨らしい雨が・・・
 “アジサイには雨が良く似合う”という書き出しで始まった先日の信濃毎日新聞の「斜面」。この空梅雨に、やっとまとまった雨らしい雨が・・・と綴られていた。
 そういえば、今年は未だあの清々しい群青のアジサイに目を奪われたことが無かった。通勤途上に何となく眺める民家の庭先にも、何だか砂埃を被ったまま葉も花びらもうつむき加減、精彩の無い可哀想なのものばかりであったように思う。
 今から秋の収穫に向けて、田や畑への影響も懸念される水不足。勿論、洪水や土砂崩れなど災害となるような降水では困るが、やっとそれらしい雨にほっとしているのは人も花も同じ。
 「斜面」に紹介されていた喬木村の九十九谷(くじゅうくたに)森林公園へ回ってみた。緑の葉をこれでもかといっぱいに広げて、待ちに待った雨を喜ぶアジサイの群れであった。 この九十九谷森林公園は、伊那南部広域農道の“小川”から“富田”の中間辺りに位置し、飯田市街地からも車で15分か20分程度。時期には、くりん草やシャクナゲも楽しめそうである。

(槙原 英勝)

飯田線の一部で一時不通に
 7月1日(金)に飯田地方に降った大雨の影響で、午後には、飯田線の毛賀駅と駄科駅の間にある毛賀沢の鉄橋付近で土砂崩れが発生し、伊那八幡駅と天竜峡駅の区間が不通になりました。
 帰宅途中だった長女は伊那八幡駅で降ろされ、振り替え輸送のバスに乗せられたそうです。
 飯田駅に問い合わせたところ、7月2日(土)の午前4時に復旧し、正常のダイヤに戻ったようです。
 (写真は、5/28に撮影したJR川路駅。2001年3月に現在の場所に移転しましたが、初めてご覧になる方もいらっしゃるのでは?)
                                                 (高橋 秀治)