姿を現し始めた三遠南信自動車道
 新年度に入りました。飯田・下伊那地方で期待している三遠南信自動車道。
 飯田南JCT(仮称)と天竜峡IC(仮称)の間は、来年度中の完成を目指して工事が急ピッチで進められていて、周辺では「三遠南信」の看板を掲げたダンプカーがあちこちで走り回っております。
 三遠南信自動車道も徐々に姿を現してきました。右の写真は飯田市山本地区の飯田南JCT付近の橋脚など。手前に見えるトラックの走っている道路は中央道。三遠南信自動車道は後方に見える久米城址のある城山の裾を、左回りに回って天竜峡に通じています。左の写真は天竜峡IC(仮称)直前の国道151号手前のトンネル。この近くで国道に接続します。 

(原 健彦)

 

中央高速バス 新宿線がより便利に
 3月24日(金)に「新宿線」のダイヤが改定され、上京して帰る際に、新宿高速バスターミナルのそばの「和民」あたりで一杯やる時間が増えました。
 本数はこれまで通りで1日17往復ですが、今まで5時だった飯田バスセンターの始発が、4時30分に繰り上がり、新宿発20時だった最終便が、21時になりました。
 始発のバスがダイヤ通りに走れば、新宿には8時33分に到着するので、東京には12時間以上滞在出来る事になりますが、最終便が飯田に到着するのは0時58分になるので、私のような虚弱体質にはキビシイかも・・・。

 さて、今月のオススメは、’70年代に活躍したフォーク・グループ、かぐや姫の「ポカポカ日曜日」(作詞 南こうせつ)にも登場する「渥美清」だ!!
 1.「おかしな男 渥美清」(小林信彦著 新潮文庫)。2.「知られざる渥美清」(大下英治著 廣済堂文庫)。3.「拝啓 渥美清様」(読売新聞社会部編 中公文庫)。4.「渥美清 晩節、その愛と死」(篠原靖治著 祥伝社)。
 小林氏は、渥美さんと親しかった人で、一切、取材をしていない。大下氏は、渥美さんと面識は無く、関係者への徹底的な取材を行っている。「拝啓・・・」は、渥美さんが出会った人々の思い出話。篠原氏は、渥美さんの最後の付き人である。
 「渥美清」こと「田所康雄」の生き方に、ちょっと憧れてしまいました。
  (写真は3月25日に撮影。以前に「長姫タクシー」があった辺りです。NTTのアンテナの手前に見える二階建てのビルは、精琴堂です。) 

(高橋 秀治)

 

“門出”を祝うコンサート
 3月末、ある若い女性の珍しいコンサートが開かれた。学年末、結婚を機に飯田高校を退職、飯田を去る松井道子音楽教諭の「バイオリンコンサート」である。
 「門出」をテーマに親しみやすい名曲を演奏し、飯田市公民館ホールへ訪れた約500人の聴衆を魅了。飯田高校同窓会「室内管弦楽団あかいし」も応援出演し、最終演奏「カルメン幻想曲」を盛り上げた。
 最後にはステージ上に、花嫁衣裳に衣替えした松井さんと新郎・平山さんが登場。「人前結婚式」が行われ、新たな門出を参加者一同が見守った。
 主催は飯田高校と実行委員会。実行委員長を務めた坂巻道弘校長は、「すばらしい音楽を聴かせてもらい、いい結婚式ができてよかった」と。
 (一部南信州新聞より)

私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。 http://www.mis.janis.or.jp/~harahiro/

(原 博司)

 

伊那谷「桜巡り」への誘い

 例年に比べて“少々早め”と、全国各地から桜便りが寄せられ、この3月25日には、ついに天龍村平岡でソメイヨシノがほころび始めたと地元新聞の報道。
 「遅れてはならぬ・・・」と、毎年恒例のお花見を企画し、その通知を発信した途端、昨日(29日)、朝散歩に出ると、風越山の上の方は“真っ白”。更に続く今日(30日)は、流石に道路こそ積もることはなかったが、所謂「上雪」が市街地まで覆い尽くした。4月を目前のこの時期の「雪嵐」には、誰もが少なからず驚かされたところ。中でも、明日にもと満を持していた桜は・・・。これで開花も、“平年並み”に戻ってしまうのだろうか。
 それでも、大宮の桜並木は随分赤味を増して来たし、飯田高校東口(生徒玄関)のしだれ桜(右の写真)も、“何時でも”と、すっかり準備が整った様に見える。
  たまたま昨日の地元2紙は、揃って、伊那谷の「桜名所」の企画。いよいよ爛漫の春、本番である。嬉しい新年度、新学期。ワクワクする年のスタートの予感がする。
  次のサイトをご参照下さい。飯田下伊那の桜スポットを訪ねていただく際の参考となるかと思います。平岡から高遠へ、南から北へと、約1ヶ月間の桜巡りをお楽しみ下さい。(3月30日記)
  案内人と行く名桜物語「桜守の旅」
  南信州広域イベント実行委員会「花ごよみ」
  桜守と行く信州飯田下伊那の名桜巡り

(槙原 英勝)

 

4月と言えば[桜]
 飯田地区は城下町として栄えたこともあり、神社仏閣も多く、樹齢300年以上の老桜が多く残されている。桜350種中 飯田下伊那地区には66種以上の桜があると言われている。
 古さから言えば飯田城址「安冨桜」500年、旧座光寺小「麻績の里舞台桜」南信唯一 半八重枝垂れ桜400年、我々に縁のある、「專照寺の枝垂れ桜」350年 大先輩も この花の下で、交友を深めた事であろう。
 色といえば 紅色の花「黄梅院のベニヒガン」350年、行って見たい阿智村園原「駒つなぎの桜」 水田に植えられた巨木、ライトアップされた姿は、水面に映え 幻想的でしょう。見逃せないのは、思い出の母校(左の写真)と飯沼の階段(右の写真-いずれも3月31日撮影)の桜。寒い季節から、春を待ちわびた心のように、華やかに咲き乱れる「桜」。 4月各学校の桜の下 新調の服とランドセルが良く似合う、新年度 新学期 新たな出発や 詩に引用される桜。
 4月の上旬にはライトアップされた桜を「桜守」(桜案内人)とともに楽しむツアーも企画されている。飯田市広報も地方新聞も、「桜へのいざない」で もう満開だ。
 夜桜バスツアー  予約 南信州観光公社 0265-28-1747
 飯田美術博物館 ロビー無料開放 4月1~5日 PM9:00まで ロビーから見る「安富桜」

(斎藤 純)