役員会に弦楽班が出演
 去る4月22日に行われた同窓会役員会に、在校生弦楽班が出演してくれ、演奏を聴くことができた。
 曲目はグリーク作曲「ホルベルク組曲」と「ジブリ映画メドレー」など。久しぶりに美しい生の弦楽を味わわせてもらった。
 また新任の田中秀憲校長先生(高18回)のお話もお聞きした。長年、県下各地を回られていて、40年ぶりに帰郷されたとのこと。母校における今後のご活躍を期待したい。写真は弦楽班員の一部と挨拶をされる校長先生。
 会場は小体育館(元講堂)で、ステージ前部の幕の絵は、平岩洋彦氏(下久堅 画家 高14回)による飯田下伊那の風景。
 役員会の主な内容は、1.本年度の事業と予算 2.6月4日の定期総会 3.会員名簿の発行 4.同窓会の財政状況など。間もなく皆さんのお手元に届く5月1日発行の同窓会会報55号に、それぞれ詳細が記載されている。
私のホームページ「日刊ふるさと情報便」もどうぞ。 http://www.mis.janis.or.jp/~harahiro/

(原 博司)

 

ほんとの贅沢?
 4月の後半、桜の花びらが舞ってもまだ雪も舞い、気温差の激しいふるさとです。
 そんな中、広域農道“座光寺美女信号”近くの雑木林にも青葉が芽生えてきました。木の枝を縫って差し込んだ日の光に照らされた枯葉が、なんとも温かく懐かしく感じます。あの“ふかふかのじゅうたん”の上に寝転んで、本を読んだり、ボーとしたり、うたた寝したり・・・。
 子供の頃、当たり前のようによくしたことが忘れられ、忙しく時間に追われ、代わりに物などを満たすことが贅沢と錯覚している自分が、空しく感じる今日この頃です。

(西尾 秀文)

 

ふるさと飯田つくりに便乗
 一六会(代表 市瀬武彦)が 京都智積院にて、今年還暦記念で長寿の「楠木」を植樹する。先駆けて、4月22日第20回飯田やまびこマーチの一端 「日本さくらの女王記念植樹」に参加した。
 場所は、笠松山登山口で 木下文隆さん(高14回)所有の3万坪の山林をNPO南信州緑の基金と共同で「笠松山麓全山桜構想」を立上げ、1万本への第一回目の植樹祭である。3000m級の山並みとそこに広がる飯田市が一望出来る素晴らしい場所である。
  我一六会は、岐阜県根尾谷の「薄墨桜の実生」を入手し、桜の女王記念植樹木と並んで、3本植樹が出来た。京都と飯田に長寿の木を、植樹できるのは、幸せの極みである。この日30数名の参加者で、桜の苗木50本を植樹し、根付きを祈った。
 5月には、ロータリー主催で100本植樹が計画されている。10数年後には、飯田からも見える 桜の名所に成るだろう。それまでは、散歩コースに入れ、素晴らしい、飯田を感じてほしい。
 (写真 さくらの女王と一六回生  母木・根尾谷の薄墨桜 樹齢1500年国定天然記念物)
 

(斎藤 純)

 

園原に見る今と昔
 長野県歌・信濃の国で“尋ねまほしき園原や”と歌われた園原には、西から神坂峠を越えて下る古道の東山道が通っています。
 その古道の通っていたといわれるあたりに、義経が東に下る際に馬を繋いだという伝説のある“駒つなぎの桜”があります。
 東山道はここから真東に進み、網掛山の網掛峠を通って駒場、更には伊賀良の育良から東へと続いていたといわれています。
 現代では、このあたりの東山道のコース付近を中央道が通っていますが、この桜の数百メートル北の地下には恵那山トンネルが通り、園原ICへ顔を出してから直ぐに網掛山頂下の網掛トンネルに入り、その後飯田ICへと通じています。
 昔も今も、峠路とトンネルの違いはありますが、険しい山を越えるのに、よくもまあ、殆ど同じところに道路を通したものだと感心しています。
 写真は“駒つなぎの桜”とその左後方(真東)の網掛山。網掛峠は網掛山頂の右の鞍部にあります。

(原 健彦)

 



ゴールデンウィーク速報

 行楽地への人出予想が、6000万人とも7000万人とも云われるGWが始まった。
 中には9連休も珍しくはないようで、正に待ちに待った大型連休。山に海に、民族大移動が繰り広げられる。海外旅行組も勿論、過去最高ということだ。家族旅行、増して海外旅行とは羨ましい限り。家族での思い出づくり絶好のの機会で、それぞれの計画で有意義に過ごしていただきたいと思う。
 翻って、現在では子供達もそれぞれに独立してちりぢりばらばらの我が家は、特別な予定も無くいつもの週末と変わらぬ景色である。
 これも6000万人の一人にカウントされるのだろうか?
 素朴な疑問と共に、在所の“タケノコ”や“タラの芽”の様子を見てみようと、1時間ばかり車を走らせたホリデーであった。
 ふるさとは今、ツツジが見ごろ。飯田市の花に制定されている「みつばツツジ」の紅紫が何とも可憐である。

(槙原 英勝)

 

ツアー・オブ・ジャパン 再び
 5月17日(水)に、第10回ツアー・オブ・ジャパン南信州ステージが開催されます。
 「南信州ステージ」は、昨年に続き2回目の開催になりますが、この「国際サイクルロードレース」には、国内外から16チーム・総勢96名が参戦します。
 レースは、午前9時頃水神橋の東側をスタートし、下久堅地区を周回(12.2km×12周)した後、水神橋を渡って、フィニッシュコースを走り、フィニッシュ地点は、松尾総合運動場の東側になっています。
 今回の大会は、5月14日(日)の大阪ステージで幕を開け、奈良、南信州、富士山、伊豆の各ステージを経て、5月21日(日)の東京ステージまで、全6ステージでレースが行われます。
 大会終了後には、ツアー・オブ・ジャパン総集編が、テレビ朝日系列で放送されます。長野朝日放送では、6月3日(土)の15時から放送される予定です。

 さて、今月のオススメは、ようやく読了した「坂の上の雲」新装版 全八巻(司馬遼太郎著 文春文庫)。なんと、この小説に登場する人物は、1,000名を軽く超える(らしい)。それにしても、バルチック艦隊との大海戦の最中に、煎った空豆をしきりに食べている秋山真之には、その姿を想像し、笑ってしまいました。
 (左の写真は、4月22日に撮影。「やまびこマーチ」の出発式に、姉の舞さんと共に特別ゲストとして招待された浅田真央さん。右の写真は、昨年9月24日に撮影。203高地から見た旅順港。「坂の上の雲」の舞台にもなっています。)

                                                    (高橋 秀治)