県下初のグリーンベルト
飯田市では、中央通り・銀座・知久町と、78台分の路上パーキングチケット駐車が 可能であった。
しかし、チケット販売機の老朽化と、1日の利用数が、市駐車場の1時間無料が響いているのか激減。
3月末をもって、これを廃止し、その代替処置として、4月1日から、同じ通り(中央通り・銀座・知久町)の、いろんな条件に沿った位置に、グリーンにペイントした、約1時間位 無料駐車帯を36台分設置する。
この駐車帯は、高齢者、身体の不自由な方に対する利便性と、中心市街地活性化基本計画の1つに位地づけられている。現在まで、販売機の不具合もあり、無断駐車が多かったが、これが無料となれば、平然と駐車する人が多くなるのではと懸念している。県下初めての試みでもあり、個人のモラルを問われる事業である。
 

(斎藤 純)

 

上村朱里さんの日本画展
 同級生、同窓生やご友人等の生花がずらりと並んだ廊下を通って会場へ向かう。
 受付で記名をして振り返ると、ロビーを兼ねたその部屋の壁には、画用紙に鉛筆(色鉛筆)の素描が10数点。「たまねぎ」や「三毛猫」「白菊」などをモチーフとするデッサン画である。
 そして更に奥の会場へ足を進めると、サイズや形状は様々であるが、主として、庭園とか壁、花などを題材とした日本画が全部で25点、落ち着いた独特の雰囲気を持って迎えてくれた。
 この3月28日から4月1日までの間、飯田市小伝馬町の「飯田創造館」(嘗て、女学生ばかりであった頃の風越高校跡地)を会場に行われた展覧会で、先に、この同窓会ホームページの「お知らせ」コーナーに予告のあった、高52回卆の上村朱里さん(高森町出身)の日本画展であった。
 飯田高校卒業後、東京芸術大学美術学部そして同大学院修士課程へと進み、この春修士課程を終えられて、今回はその修了記念ともいうべき展覧会であった。
 修了制作の「市松庭図」を中心とした約40点の作品の数々。展覧会副題”良庭散花”のとおり、何時まででもそこに佇んでいたくなるような静寂と落ち着きを醸し出す作品に囲まれて、嬉しい一時を過ごすことが出来た。これからのご活躍を大いにご期待申し上げたい。

(槙原 英勝)

 

 

三遠南信道ウォーキングと国道151号川路バイパス、国道153号山本バイパスの開通。
 三遠南信道の山本ICから天龍峡ICの区間は4月13日に開通する予定である。これを記念し、この区間では3月30日に、サイクリング、ウォーキングなど各種のイベントが行われ、地方紙など各紙の南信版面にぎやかに飾った。報道によれば一万人が参加したとのことである。私たち夫婦もウォーキングに参加し、山本・天竜峡間の往復約12キロを歩いた。
 この区間の三遠南信道は、私が子供のころ、遊び歩き回った“けもの道”のような山道や、その後、高校時代には通学で通ったいくつかの峠道の下を横切っている。ウォーキングをしながら、この陸橋の上の道はどこに行く路だ、あの小さな橋は、あの山へ入ってゆく道だ。この上の洞にはお隣の宅の桑畑があった・・・などと昔を思い出し、楽しみながら、同時に、時代の大きな変化を痛切に感じながら歩いた。
 写真左は中央道山本インター出口の料金所東。この近くには飯田市山本の杵原学校(旧山本中学の古い校舎)がある。ここへは中学時代(昭和26年)に野球の試合に来たことがあった! 後方の山並みは梨子野山、高鳥屋山など。
 写真右は天竜峡インター出口西の川路トンネル。トンネルの向こう側約500メートルに天竜峡インターがある。このトンネルの上を通る細い峠道(きんたとうげ)を歩いて天竜峡駅へ通ったものであった・・・。

 3月31日に、三遠南信道と遠州街道(国道151号)、三州街道(国道153号)をつなぐアクセス道が開通した。この二つの道路は、現在はアクセス道路というよりも、三遠南信道山本IC、天竜峡IC付近の二つの国道のバイパスとしての役割を演じている。
 31日11時から山本の国道153号線の切り替えがあった。新しい国道153号線は、飯田から駒場に向かってゆくと、新設の飯田市山本東平交差点から東に折れ、山本の町並みを迂回し、約2キロ先の阿智村へ入る前にある消防署山本分署前でもとの153号に合流する(下の写真左。右奥の山は山本・二つ山)。広くきれいな道路となり、スムーズに走ることができるようになったが信号機は3つ増えた。バイパスというよりは新設の国道である。
 同日の12時からは、国道151号線の川路バイパスが開通した。国道151号の竜丘桐林の信号から1キロ弱南の信号機を左折し国道から離れると川路バイパスに入る。天竜川沿いの、グリーンベルトを挟んだ2車線の直線の道で、三遠南信道天竜峡IC前の大明神原交差点までの約4キロ弱のバイパスである。
 開通式?は、最後に開通した川路の“天竜川総合学習館かわらんべ”の近くから大明神原交差点までの区間で行われ、何台かの車がパトカーに先導されてこの区間を走った(下の写真右。この道を登りきったところに大明神原交差点、三遠南信道天竜峡ICがある)。このバイパスは山本バイパスと異なり、沢山ある交差点には信号機が一つもない。天竜川の氾濫から逃れるために、広々と高く埋め立てられた川路の改良区の中にできたバイパスで、昔の面影は全く感じさせない。昔を拒絶しているかのような道路であった。

 

(原 健彦)

 

 

はやいもので・・・
 私が高校を卒業してからちょうど30年が経ちました。子供たち二人も既に大学に通っています。
 高校に入学したのは、1975(昭和50年)でした。当時入学前に買ってもらった物と言えば、黒い学生かばんと腕時計でしょう。
 一年生の頃は、殆どの生徒が英和辞典をかばんに入れて通学していたので、かばんはパンパンに膨れていました。皆が同じ様なかばんを持っていたため、電車通学の女子生徒が学校でかばんを開けると、入っていたのは他校の生徒の中身だったというエピソードもありました。
 今時の高校生が学生かばんを持っている姿を見かける事はありませんが、これも時代の流れでしょうか。私たちの定番だった腕時計が携帯電話に変わり、高校生に限らず腕時計をはめる若者も殆どいなくなりました。

 さて、今月のオススメはお休みです。3月から4月にかけては、先月ご紹介した「水滸伝」全19巻(北方謙三 著 集英社文庫)しか読んでいません。現在第18巻を読んでいるところで、4月18日に第19巻が出て完結します。

 パソコンの不具合により、今月は更新が遅れてしまいました。お詫びいたします。
 (写真は4月6日の春祭りで駄科地区を回った獅子頭。左が南平地区、右が下平地区の物です。)

(高橋 秀治)