“花園”でお会いしましょう
 第88回全国高校ラグビーフットボール大会県予選の決勝戦が、2日(日)午後長野市南長野運動公園にて行われ、飯田高校が下伊那農業高校を22対14で下し、「花園」へのキップを手にしました。
 試合は午後1時に飯田高校のキックオフで始まり、飯田高校が立て続けに2トライを奪いましたが、その後下伊那農業高校に2トライ(2ゴール)を奪われ、前半を10対14で終えました。
 後半に入ると、飯田高校のフォワードが踏ん張り、殆どを相手陣内で戦う事で2トライ(1ゴール)を奪う一方、下伊那農業高校に追加点を与えないまま、ノーサイドの笛が鳴りました。
 同窓会では、マイクロバス1台を借りて清水校長先生(高21回)を含む20名余が応援に臨みましたが、保護者会でもマイクロバス2台を連ねたほか、自家用車で駆けつけた同窓生もかなりの数に上りました。
 応援団長を三石さん(高11回)が務められましたが、試合前から校歌を歌ったり、試合中も「行け行け飯田!!」など激励の声援の音頭を取られたりして、大活躍されました。
 試合終了後、飯田に帰る車中で、飯田高校で選手を迎えるセレモニーをする事が急遽決定し、応援に参加した同窓会、保護者会の殆どの人たちが学校で選手達を待ち、校歌を歌って改めて喜びを分かち合いました。
 “花園”の日程はまだ決まっておりませんが、多くの同窓生の皆さんが応援に行かれる事を願っております。

 (写真、左上より、前半4分の先制トライ。ノーサイドの瞬間。勝利の報告を終え、引き揚げるフィフティーン。「勝利の曲」を歌う応援団。母校にて花束贈呈を行う、ラグビー班OBの加藤さん(高5回)と同窓会副会長の福沢さん(高18回)。花束を受け取る中村主将と湯沢監督( 高33回)。)

(高橋 秀治)

 


 

イギリスの皆さんが訪れる南信州・横川の秋
 南信州・阿智村智里に横川という集落がある。南信州の秋はどこも素晴らしいが、訪れる人も少ない横川の秋も美しい(写真左は園原から横川へ行く道路沿いの横川渓谷の一部。写真右は横川の奥から眺めた集落の一部とその東側にある“夜烏山1,319m”。)。
 この美しい集落も過疎地となってしまった。1970年には148人の人口であったのが、2008年には32人になってしまい、高齢化率も約66%に達しているとか。阿智村智里西小学校横川分校はもう随分前に閉じられ、その後は小中学生のためにスクールバスが走っていたが、現在はその必要もなくなってしまった。
 11月中旬に(財)自治体国際化協会主催の海外自治体幹部職員交流セミナー事業で、“南信州広域連合”が、イギリスから13名の皆さんを迎えることになった。そのプログラムでは、飯田美術博物館、川本喜八郎人形美術館や、下久堅、川路、浪合などで成功している区民センター、農園などの視察が含まれている。
 ただ一つ、もっとも厳しい状況にある集落例の視察として、この“横川集落”が選ばれた。どのようなことをイギリスの皆さんが感じるのか・・・。この数年、何回もこの地を訪れている者の一人として複雑な想いで一杯である。

(原 健彦)

 

 またまたリニア新幹線について

   

 JR東海広報室でも期成同盟会の事務局でも無いのだが、再び、地域に関わる話題としてリニア中央エクスプレス関連で。
 10月22日の新聞各紙に大きく報道されたJR東海の発表はその建設リートに関するもので、これまで様々研究されまた論議されて来た3つのルート、A:木曽谷を回るもの、B:諏訪から伊那谷を通るルート、そして最近俄に現実味を帯びて来た山梨から赤石山脈をトンネルで抜けるCルート、その何れもが技術的には全く問題ないと云う内容である。
 この発表で、これまで、飯田市はじめ各自治体や商工会議所などの経済団体等々地域を挙げて取り組んで来た”夢のリニア実現”と”飯田駅の設置”が、更に又一歩大きく前進するところとなった。
 一方、これらを受け俄に動き出したのが、Bルートを推して来た長野県はじめ諏訪や伊那、駒ヶ根等の沿線地域。当然と云えば当然だが、どちらかと云うとこれまでこのプロジェクトへの関心が薄かったのではと見える(小職の少ない情報の中の穿った見方であれば訂正しなければならないが・・)それらの方々が、「Cルートでは駄目」と声高に発言し始めたのは如何なものであろうかとも思う。
 この報道を伝える中日新聞の見出し「前途に”山”」のごとく、正に、実現に向け前方には幾つもの大きな山が立ちはだかって来るものであろう。いよいよ注目して、地域の将来に関わるこの一大プロジェクトの動きを見守って行きたいものと思う。
 右の南信州新聞と中日新聞の記事コピーをクリックしていただくと、それぞれ拡大してご覧いただくことができますのでご参照下さい。

(槙原 英勝)

 

 

   

♪♪山田の中の1本足のカカシ♪♪
 懐かしいですね、秋になると、田んぼには、案山子が付き物でしたが、今では、鳥除けに、CDをぶる下げるところはあっても、あのすずめ脅しの「ドン」の音も聞きませんね。ある農家の人「鳥も生きているから」と、これも減反か。
 皆さんもご存知の通り、棚田100選の一つ飯田市千代の「よこね田んぼ」幾つあるのだろう小さな棚田に、小学生から、一般までの力作の案山子があり、今年もコンテストがあった。やはりオリンピックの北島がここでも強かった。

 千代公式サイトhttp://www.iidanet.or.jp/ichiko/kakasisinsa.htm/

 もう一ヶ所、高森町牛牧(フルーツライン)あんしん市場駐車場に、45体のユニークな案山子を見つけた。やはりここでもオリンピックが主流である。
 競泳の北島・牛牧野球のユニホームを着た上野投手・農家にとっては重大な事故米・お父さんお母さん頑張れ子沢山、今年の政治風刺も、自眠党阿荘・服打五平・見ん主党尾佐和五平に一言等、精巧に出来ていて、まだ着られそうなスーツ姿も、今では、一本足が、だんだんと二本足に変わってました。ここでも投票の結果、抽選で商品が出るようだ。まだまだ飯田で田舎を発見できますよ。
 (写真はあんしん市場駐車場)

(斎藤 純)