農業体験
 自然に恵まれたわが飯伊地方には、他県の中高生が、修学旅行として、体験学習にやってくることが多くなった。千葉県の海辺の生徒たちが、生まれて初めて田んぼに入って、田植えをしたというような新聞記事を見る。なるほど、良いことだと思う。
 しかし、わが地方の中高生の実態を見るとき、千葉の生徒たちも、自分の住んでいる村や町で、漁業や家業の体験があるのだろうかと考えると、なんだか、すなおに喜べないものがある。親が職業体験を学校に任すようになったのは、いつ頃からだろうか。
 未来ある子どもたちに、うんと大きな夢を持たせるのは、親の役目だ。(原)

今頃の高校生
 仕事柄、進学説明会という場に臨んで直接高校生と接触する機会が年に幾度かある。
 先日もA高校でそれがあり、3年生の男子生徒二人と一時間ほど話しをすることとなった時のこと。先ずその風貌に接して唖然としてしまった。一人は左の耳たぶの下に銀色の丸いものがぶら下がっている。(若い)男のピアスも今はもうしっかり社会に定着しているようだし、今回のは小ぶりで可愛らしいから許せるとして、もう一人がどうも気になって仕方がない。唇のど真ん中を縦に3センチ程の銀色の棒が貫いているのだ。食事をする時どうするのだろう、痛くはないのだろうか、とその疑問をぶつけるのをやっと我慢した一時間だったが、ただ、それ以外はごく普通の受け答えで説明会という所期の目的を終えることができたのだから、これが今頃の高校生なのだろう、と無理矢理納得する事にした。
 しかし、未だに食事の疑問は解けないのだが・・。(槙原)

 雨季の悩み
 雨季が近づくといろいろ憂うつになりますが、私は人とちょっと違った悩みがあります。
 家のベランダがナメクジの運動場と化してしまうのです。多い日はでかいのが20匹以上ということも…
 実は家内が足の踏み場も無いほど、観葉植物?を育てているためです。彼女は「町場」だと主張しますが喬木の「田舎」育ちなので、アボガド、パパイヤ、マンゴ、枇杷、金柑、きこく、どんぐり、そして松と種から育ててしまうのです。大きくなった枇杷、松、きこくは数年前駐車場に植え替えましたが(これも根を張り始めて困っていますが)、アボガドは越冬できないのでベランダにそのまま居座っていますし、残りは他の多くの鉢花と一緒にナメクジの「都市」を形成している状況です。(西尾)

 

 

体験教育旅行
  土草のにおい、カエルの合唱、照りつける太陽と湿気含みの風……。部屋のカレンダーも6枚目をめくるようになり、徐々に夏への歩みが確かなものになってきました。
 野外活動も一層楽しくなる季節ですが、飯伊地方には「体験教育旅行」として各種プログラムを味わいに、全国各地の中学生たちが集まってきています。右下写真の場面もその一つ。妙琴公園の松川を舞台に、下伊那漁協など地元愛釣家の手ほどきをうけ、渓流釣りを楽しんでいます。水の涼がとっても気持ち良い(^0^)。
 ちなみに、手前で竿を振っている゛おじさん゛は、「自ら体験旅行を体験」と出向いてきた田中秀典市長です。(岡田)

梅取り
 小梅の収穫の時期がきました。日曜日には、お年寄りから子供まで家族総出で梅取りをしている、そんな様子をあちらこちらの梅畑で見かけました。店頭では1キロ400円前後の値が付いていましたが、今年の作柄はどうなんでしょうね。
 子供の頃、生田にある親戚で梅取りの手伝いをしたことがあります。急な斜面、とげとげした梅の枝、梅の実で腰に下げたびくがずっしりと重たくなった事など思い出しました。(塩沢)

みんなの飯田線
 飯田市の画家で、日本美術会会員の菅沼立男さんの作品には、JR飯田線を画材にされたものも多い。そこには、衰退していく飯田線への愛情や復活の願いがこめられているようだ。
 彼が毎年配っているカレンダーには、きまって“みんなの飯田線”の歌が刷り込まれている。
 かつては、飯田線のホームで、この歌が流れたこともあるという。(原)

みんなの飯田線 (3番略)
作詞 菅沼武夫
作曲 山本よしのり
  1. 東三河と 信濃路むすぶ
    暮らしの列車は 飯田線
    みんなの愛する 飯田線
    おくになまりは ちがっても
    往き来する人 話す人
    ふるさと列車は あたたかい
  2. 天竜下りと 豊川まいり
    旅する列車は 飯田線
    みんなの愛する 飯田線
    また逢いましょうよ さようなら
    こころとこころ ふれあいの
    道連れ列車は あたたかい