敬老の日

 15日は毎年おなじみの「敬老の日」。各地域、家庭で長寿を祝う行事がありました。わたしの住む上郷飯沼では「劇団丹保」なるグループが国定忠治平成版を演じて笑いを届けておりました。 さて、お年寄りが登場する昔話に「姥捨て山」という有名なものが全国各地に残っております。この場合の”山”は文字通りの山を示すほか、悲田院・施薬院という寺院を指すとも言われ、実は9月15日もこの寺院の開設日だと言われています。この施設は、当時の病院・福祉・学校の機能も持っていたとされ、さながら「福祉の里」でした。 平成の現在、介護保険なる制度が始まり全国のお年寄りが各介護サービスを預かるようになります。けれど、制度に甘んじてお年寄りを厄介物扱いするようでは、昔の「姥捨て山」と何ら変わりません。健康で長寿を全うするのが誰もの願いですから、ぜひそのような介護を必要としない社会にしたいものです。(岡田)

 カブトムシの訪問
 朝、家の中にカブトムシを見つけてビックリ。先日、一千万円で売買されて話題になった8センチのには遠く及ばないが、けっこう普通のクワガタだ。どこから入ってきたのだろう。さっそく、箱に入れて、キュウリやナシなどでオモテナシ。砂糖水を与えると、茶色の舌を2本出して、長い間、夢中で吸っている。
 夕方になって、このまま、わが家族にするか、野生に戻すかと迷った。その重大な決断は、ご本虫にお任せすることにした。箱のふたを開けて、一晩外に置いてみた。さて、クワガタ君、砂糖水の甘い誘惑を振り切って、大自然を選択した。さすが!(原)
 

 松川河川敷のその後

 7月号でお伝えした松川河川敷、たった2ヶ月で残った砂地に草が生えてきました。でも写真の通り、表面の砂が削り取られた石の露出部分は、大きな自然の力を持ってしても簡単には草木の育つ環境にできないようです。
 川原に土が運ばれてきたようです。再度、石の斜面を覆うのでしょうか。前にも述べましたように、増水の可能性の少ない秋雨の後、冬に向かっての時期の方がベターだと思いますが。また、この工事費はどこから出ているのでしょうか。増水はあっても税金の増収は見込めない時代ですから。(西尾)

 

 

 

 

 

 

 栗の実
 先日なにげなくラジオに耳を傾けていると、「里の秋♪」が流れてきた。もう、そんな時季である。
 この歌の中に秋の味覚を代表する”栗”が出てくるが、栗の実拾いというと、生まれ育った山の中の子供の頃の景色が浮かんでくる。
 山肌にへばりつくような急傾斜の開墾畑の端に、天然の栗の大木が一本だけあって、時季になると祖母に連れられてよく栗拾いに行った。
 自然落下したイガを、片方の足で踏みつけもう一方のつま先を旨く使ってそぐようにして割ると、中からたいがい一つか二つ、丸く孕んだ実がコロッと飛び出すのだった。
 山栗だから極めて小粒で量を拾うとなると結構大変だったが、しかしそれは本当に甘かった。勿論、茹で栗など最上のおやつだった時代だからこそであろうが。(槙原)