1月19日常任役員会終了後、窓からグランドを見たら、なんと桜の木が無残にも切り倒されていた。通路に出て見た。チェンソーの音が響きわたり、ユリノキの伐採(大幅な剪定)が行われていて、びっくりした。平日なので生徒がいて、その中の1人が、「同窓会ではこの事について知ってましたか?我々は、学校に抗議をしました」との質問に戸惑った。同窓会には正式な報告は無い様だが、野球のボール等地域住民の安全の為なのであろうが、その議論がないまま、皆と別れてしまい、次の日 飯田市降雪8cmの中、再度見に行ってみた、樹齢100年以上はあるだろう直径1m以上の桜の木が細かく切断されていた。2万人余の生徒を見守り、グランドに落ちた我々の汗と涙で育ったこの桜、時には花の下で弁当を、熱くなった体を木陰に、かえってフライを受け止めてくれたこの桜、今年度の卒業生、新入生を見事な花で迎えることなく終わってしまった。 残念で仕方ない、苦渋の選択であったと思われるが、なんとか残す手立てはなかったのか。我々にとって、校舎・図書館・講堂・プール、飯田高校の1つのシンボルが又消えたことに、深い悲しみを感じる。 (斎藤 純)