第12回「飯田ゆかりの地を歩こう会」報告

2016年10月30日(日)に第12回「飯田ゆかりの地を歩こう会」(会長:牧内雪彦さん(中47回、講談脚本家))が開催されました。
当日は今年一番の冷え込みでしたが、34名が10時に上野駅に集合し、浅草寺で参拝してスカイツリーを観ながら墨東(隅田川の東側)を歩くコースをたどりました。行き先々の飯田ゆかりの地で博覧強記の牧内会長の説明を受けながら、予定のコースを同窓生同士で楽しく歩きました。

【コース】上野・浅草そして墨東、向島から木母寺まで
【午前】上野から浅草まで歩く
○海禅寺(旗本近藤家旧菩提寺)、合羽橋から仲見世へ
・海禅寺は江戸前期の信濃近藤藩主であった近藤政成(堀秀政の四男、養父は近藤重勝)の菩提寺
○浅草寺参拝、同境内の「映画弁士塚」の石碑
・映画弁士塚は徳川夢声など、明治大正期の無声映画が活動写真として盛んだった頃の百余名の弁士達の名が刻まれている。
○河竹黙阿弥旧宅跡
・河竹黙阿弥の娘婿が河竹繁俊。河竹繁俊(飯田市山本出身で旧姓は市村)は日本の演劇学者で、早稲田大学演劇博物館館長を務め、演劇史を研究した。

【昼食】「アサヒビール リバーピア」にて

【午後1時】東武線東京スカイツリー駅から東向島駅まで乗車
○秋の向島百花園
・秋の七草の覚え方を「お好きな服は」と教わる
(お:女郎花、す:すすき、き:桔梗、な:撫子、ふ:藤袴、く:葛、は:萩)。
○木母寺(もくぼじ。通称もっぽじ)(梅若塚)を訪ね、「天下の糸平」の大きな石碑を観る。
・田中平八は赤須村(現駒ケ根市)に生まれ、飯田城下の魚屋に丁稚奉公し、染物屋の娘と結婚し、田中家の婿養子となる。紆余曲折を経て、1865年に横浜に「糸屋平八商店」を開業し、生糸・為替・洋銀・米相場で巨利を得て、「天下の糸平」と呼ばれた。没後、1891年に伊藤博文の揮毫による「天下之糸平」の石碑が建立された。

【午後3時30分】東武線鐘ヶ淵駅から、浅草駅を経緯して、銀座線神田駅まで乗車
【午後4時】居酒屋「北海道 秋葉原店」で打ち上げ
・懇親会は33名が参加し、佐々木康夫在京同窓会長(高15回)のご発声で始まり、和気藹々とした雰囲気の中で同窓生同士の絆を深めました。
・恒例となっている世話役の下島明さん(高19回)が作成した歴史クイズを楽しみ、その後全員がスピーチを行いました。最後は応援歌「友よ若木の」と飯田高校校歌を全員で合唱し、歓声の中で散会しました。(文責 大原直(高21回))

案内詳細は、こちら
以下、松原秀幸さん(高19回)が撮影した写真
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