平成20年を迎えて  阿智支部長 塚田紀昭

会員各位には御清祥に新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

干支も一巡して新たな子年のスタート、平成の年号も20年を数えることとなり、歳月の過ぎ行く速さに驚嘆いたしますが、各位には、それぞれの年齢立場に沿って、なお目標を掲げ稔ある一年を送られますよう祈念申し上げます。 さて、当支部では昨年度、母校校長、同窓会事務局長を迎えて愉快な総会・懇親会を催し、秋には同好の士が集い第一回のゴルフ大会を楽しみました。本年もこの催しを一層賑やかで内容あるものにしてまいりたいと思います。

 村内にあっては、会員各位がそれぞれのポジションで大切な役割を担って活躍しておられることを大変力強く思います。地方に厳しい時代の中、私たちは一層積極的に村政のあり方や動向に意を配し、発言活動してゆくことの必要を感じます。しばらく郷里を離れていて、多少足場の弱さを感じ、やや遠慮傍観に陥りがちですが、関わってみれば心配は無用、むしろその見識が求められていると思われます。

 同窓会本部から新しい名簿が届きました。私は高12回生で、同窓会にあってはまだ若い方と思っていたのですが、紐解いてみればなんと高は60回に及ばんとして唖然と致しました。それにしても明治35年の中学第1回以来、向学の志を抱いて母校で学んだ多くの郷里の先輩達の志と生涯の尊さ、重さが胸に迫ります。私共は今、南信濃の一山間の村に住まうと雖も、世界を見つめ、時代を見つめる心の上にたって、今日の日常を成していかなければならないと心を新たにする次第です。 重ねて皆様のご健勝を祈念申し上げます。(平成20年正月)