平成29年度飯田高等学校同窓会定期総会の様子


 さる6月11日(日)、我が高21回生を当番幹事として平成29年度飯田高等学校同窓会定期総会が、キャッスルプラザ名古屋にて全国から集まった250名(内高21回生は75名)の参加により盛大に開催されました。
 最初に井坪達郎君の指揮による校歌斉唱、林美射男君の発声による物故者追悼黙祷、そして会長挨拶に続き西村実行委員長より参加者への歓迎と、盛大に開催されたことへの喜び、準備された関係者、特に21回生クラス幹事を中心とした実行委員への感謝の挨拶があり、総会がスタートしました。
 総会議事は北原重敏君と鈴木桂子さんの議長により進められ、平成28年度事業報告、平成29年度事業計画・予算が滞りなく承認されました。
 続く、記念講演以降は今村正大君の司会により進行されました。
 ㈱にっぱん会長村田宣政君による講演は大原直君の講師紹介にて始まりました。演題は「今を変えない限り、未来は変わらない~事業をとおして故郷を考える」と題し、事業をとおして、県外から長野県の繫栄と未来への提案を熱く語り、講演の最後には彼の座右の銘、サミエル・ウルマンの「青春」を朗読して終わりました。実業界で活躍する彼の講演は新鮮であり、多くの聴衆を惹きつけました。
 アトラクションでは飯田から招かれた本町三丁目大名行列保存会による「大名行列」(飯田市無形文化財)演舞がありました。小木曽副会長のお礼の挨拶にもあったように県外在住の同窓生にはなかなか見ることが出来ない「大車熊」等の演者の息遣いを間近に感じることが出来ました。
 その後、懇親会が鏡開きに続き最遠距離出席者として山形から参加した高21の結城裕子さんの乾杯発声により始まりました。
 懇親会は盛況のうちに進み、中島光男君の指揮による応援歌合唱、続いて高21回生全員が登壇し、長沼寛君のトランペット伴奏で伊坪達郎君と松尾茂子さんが「若者たち」を歌い出し、最後に21回生全員そして会場を巻き込んでの合唱を行いました。そして、小林学年代表と西村実行委員長から高22回生への幹事引継ぎ式が行われ、万歳三唱で名残惜しみながらも懇親会は無事成功裏に幕を閉じることが出来ました。

 引き続き、高21回生による学年同窓会が73名の参加により、会場を1階「ローズカーデン」に移して開催されました。
 最初に小林伸学年代表の挨拶と、次期役員の指名があり、学年代表に西村雅史君、副代表に矢澤久司君と松尾茂子さんが指名されました。
 続く懇親会でも話が尽きず、果てしない盛り上がりを見せましたが、午後5時半の飯田行きパスの時間も迫り、後ろ髪を引かれつつも再会を期しお開きとしました。

 翌12日の「観光バスツアー」は29名が参加し、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所史料室、アサヒピール名古屋工場、リニア鉄道館を見学しました。史料室では復元された「ゼロ戦」等を見学し、続くアサヒビールではスーパードライの試飲(3杯)も楽しみ、リニア館では超電導による500㎞/hの浮上走行をシミュレーション映像と振動で体感することが出来ました。

 当初不安もあった定期総会でしたが、予定通り総会と恒例の観光ツアーも無事終了し、私達責任幹事21回生として共に安堵と喜びを分かち合いたいと思います。

       平成29年度飯田高等学校同窓会定期総会を終えて

21回学年代表 小林 伸
 1年前に当番幹事の引継ぎをしてから、名古屋での総会に向けた同年幹事会を何回も重ねました。至らぬ所が多々あったと思いますが、事務局、会長さんはじめ理事さん、中京支部の方々のご指導の中で、総会を開催できました。70余名の同年生の参加を得て、総勢250人で楽しい総会になったかなと感じました。ありがとうございました。

実行委員長 西村 雅史
 総会の名古屋開催に一抹の不安を抱えつつも準備をスタートしましたが、結果的に250名の参加をえて無事に終えることが出来ました。会員各位、そして準備された関係者、特に高21回生クラス幹事を中心とした実行委員各位に厚く御礼申し上げるとともに、盛会であったことを共に喜び合いたいと思います。
 そして、何より嬉しかったのは、高21回の同窓生73名の元気な懐かしい顔に会えたことです。話尽きぬ束の間の同窓会でしたが、今は、卒業してからの48年間に比べてもあの高校生活の3年間が、かけがえのない特別なものであったように思えます。
 人生は長い、“老人は荒野を目指し”つつ、記憶の風化に抗いつつ、元気で是非またお会いしましょう。