阿智支部 前・新支部長のご挨拶 平成十八年六月

「退任の挨拶」     前支部長  奥澤 清男    
大先輩、原祐次さんの後任として支部長をお受けして6年間、皆様から温かいご支援を頂きながら、何をなすこと
もなく経過しました事を大変申し訳なく思っております。幸い後任に素晴らしいスタッフが誕生しました事が有り難い
ことと感謝申し上げます。飯田高校同窓会阿智支部が、親睦の中で益々発展されます事を願って退任の挨拶といたし
ます。有難うございました。

「村の発展に寄与する心で」 新支部長 塚田 紀昭   

 此度、平成十八年度支部総会において阿智支部長に推されました塚田です。私は、母校が飯田高松高校から旧制
中学時代と同じ飯田高校へと校名が改められた頃、昭和三十五年卒業の高十二回生であります。創立百二十余年、独立
一0六年の長い歴史を誇る母校同窓会の中では、まだ名簿の端に載る程度の若輩と思っておりました上に、識見優れた
先輩諸氏多数ご健在の中では、いささか恐縮至極の思いですが、奥澤前支部長さんから「組織の若返りを。」との言もあり、
支部長をお受けすることとなった次第です。もっとも、振り返ってみれば、既に卒業から四十五年の歳月が経過している
ことに唖然たる思いを抱くことも事実であります。

 事務局でまとめられた村内在住同窓生数は二五〇名を越えております。村の行政・商工農・文化諸般・教育等々あら
ゆる分野にわたって枢要の役割を担っておられる皆様の顔が目に浮かび、それは当然のことと思いつつも力強い思い
が致します。日常の中でそれを表に出すものではありませんが、百余年の伝統ある母校での青春を胸に抱く者、密かに
相応の誇りと衿持を持って、今後も益々自己の生の充実と同時に、村の諸般に対し意を通わせ合って対処してゆくべき
責任を思うものであります。

 此度の総会では、支部規約、役員体制も整えられました。これに則って活動してゆくこととなりますが、二五〇余名
という仲間がいても、その顔を必ずしも承知しあっていないことは誠に残念なことです。年一度の総会には是非若い
皆さんも共に集う、一層賑やかな会にしていきたいと念願します。過日は、我らが校歌・応援歌だけでなく
「伊那の谷間の鬼百合の・・」や「弦月高き赤石の空澄みわたる・・」を歌って、久々懐かしくも大いに愉快でした。
「年一度の総会だけでなく、何か楽しい催しでも」との声もあがっています。何か工夫して、世代の垣を越えて互いの
顔を承知し合い、同窓の絆を一層広げ結び合えるようにしていきたいものです。そしてその絆が会員一人一人の日々の
潤いと充実につながるものであるとともに、この村や地域が軽率な判断に流されることなく、しっかりとした発展の道
を歩むよう、心を合わせて支援し合って貢献していく集りであり、、組織でありたいと考える次第であります。